宮藤官九郎脚本の映画「謝罪の王様」

あまちゃん」の宮藤官九郎に興味があって、彼が脚本を書いた映画「謝罪の王様」を空き時間に観た。

謝罪師を生業とする男(東京謝罪センター所長)が、ケンカの仲裁から、政府を巻き込んだ国家存亡の危機まで、大小さまざまな事件に遭遇しながら土下座を超える「究極の謝罪」を追求していく物語。水田伸生監督によれば」「土下座の向こう側、、誠意だったんですよね。形は何でもいいんだと思いますね。」という結論。

パンフの宮藤官九郎の言葉から。
「謝るという行為の本質を忘れた謝罪に対する違和感、、」
「謝ることに夢中になりすぎて、その本質をどんどん忘れていっている、というのがこの物語の根本」
「まずは、ごめんなさい」と言うべきなんじゃない?」

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同時代史
・訃報:山崎豊子88歳。「不毛地帯」などを書いた社会派の大小説家。JAL時代に「沈まぬ太陽」を書くための取材を受けた記憶がある。取材を受けているという感じがしない、自然体の対応だった。書いたものの重厚さと本人との落差に驚いた。この小説の御巣鷹山日航機事故のシーンは本部の対策本部にいた私も感嘆した内容になっていた。

今日の一枚。