2013年の総括

2013年をいかに過ごしたか? 

公人(多摩大再建・学部長の2年目):「今年は成果の見える年にしたいと思う」。
以下のように、教職員の努力のベクトルがあってきて具体的な成果が顕現してきた年となった。上昇気流に乗った昨年の離陸から、自力での巡航速度で今年は航行。2014年4月からは経営情報学部長として二期目となる。

  • 就職内定率は前年対比10ポイントアップと好調。インターンシップ参加者は最高の人数
  • 入試(昨年を50名上回る)も好調。
  • 学科再編を行い2015年度からマネジメントデザイン学科を「事業構想学科」に変更。整合性と体系性のある新カリキュラムができつつある。
  • 学生関係では、不祥事があったが教育的配慮を十分に行った処分が実行された。
  • 授業内容の改善では、授業評価の平均が歴史上初めて4点台に乗った(5点満点)。教員の研修会も活発。共同研究も活発に行われた。紀要は近年最高のページ数となった。
  • IT情報に関しては、来年度からはタブレット端末を1年生全員に配布することになった。来年度の課題はクラウド型授業の展開。
  • 地域関係は、非常に活発で、地域プロジェクト発表祭は昨年度対比5割増加で、質量ともによかった。26周年記念のファシリティ建設に着手。
  • 国際関係は、アジアを中心に留学数も伸び、提携校も増えてきた。留学ブームの様相。

個人(図解思考と人物研究)

私人(リズム感と季節感)

  • 国内旅行:四国(香川・愛媛)。大分。箱根。河口湖・山中湖。
  • 海外旅行:シンガポール
  • 水泳は前半快調、後半は不調。
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井上ひさし「青葉繁れる」(文春文庫)を読了。

青葉繁れる (文春文庫)

青葉繁れる (文春文庫)

著者の精神的故郷である仙台で、少年時代に妄想ばかりしていた男の思想的半自叙伝を、すべての権威を相対化してしまうパロディ意識で描いた愉快な青春小説、と文庫の解説にある。その通りの青春小説。
ヒロインの若山ひろ子(第二女子高生)は、若き日の若尾文子だといわれている。

2007年の「新装版あとがきに代えて」には、この小説を書いた理由が記されていていた。
敗戦後、日本には三種類の大人がいた。
第一群「わたしたち大人はまちがっていた。そのまちがいを子どもたちの前で明らかにしながら、この国の未来を、彼らに託そう」
第二群「わたしたちにまちがいがあろうはずがない。、、しばらくひっそりと息をひそめて復権の機会を待とう」
第三群「今日の食べ物はあるのか」

仙台の第一高等学校の先生たちはほとんどが第一群にあった人々だった。昭和20年代の後半から第二群の大人たちが「復古調」というお囃子にあわせて息を吹き返し、学校を子どもたちを管理する施設に仕立て直した。第一群の人たちが子どもたちを懸命に後押ししていた時代があったことを文字にのこしておきたくて、この小説を書いたとある。確かに先生たちの描き方には愛情がこもっている。
青春小説の不朽の名作、というだけではないということだ。