ウクライナ問題とアベノミクス

NPO法人知的生産の技術研究会の寺島実郎セミナー。

ウクライナ問題。

日本経済。アベノミクス

  • 外国人投資家の買い越しで株が上がっているという構図。2・28現在で、外人投資家は15.8兆円の買い越し。日本人機関投資家5.5兆円、個人8.4兆円の売り越し。危うい状況。
  • 世界の金融構造:新興国BRICSは低調。アメリカは経済がいい。化石燃料ファクター(貿易黒字)。IT革命のフェーズ2(クラウドビッグデータ)。2014年は3%を超える成長率に。失業率も6.6%へ。すると金利が上昇し、アメリカへ金が回ることになる。
  • 日本:よほどの第3の矢がなければ株高幻想に終わる。日本マネー投入の誘惑。GPIF(年金)11%の上限を少しづつ上げてきている。調整インフレ論者・伊藤敏隆委員長の積極運用低減。
    • 実体経済と株価との乖離。
    • まともな資本主義なのかという問題意識。
    • 出口戦略が欠けている。
    • 輸入インフレ。輸出は増えない。貿易収支・経常収支の赤字。
    • 脱工業生産モデル。観光立国論。IR(統合型リゾート)。医療、教育、カジノ(6月)、コンベンション。付加価値をそうつけるか。ビジョン計画から、実行計画へ。
    • 一人あたりGDP。日本3.9万ドル(アジア3位。世界23位)。シンガポール5.3万ドル。ブルネイ4.9マンドル。香港3.8万ドル。デンマーク5.8万ドル。スイス8.5万ドル。
  • 何をやるか。プロジェクトを明確にすべきだ。
      • 低成長と公平な分配というガマンの哲学は可能か。よほどのお統合力のある指導力がなければ難しいだろう。たやはり成長によって活性していくことが重要。
    • 貧相なリベラル(自己満足。市民運動。政策科学生しからゴージャスなリベラル(力強く強靭)へ。都市中間層が共感するリベラル。経済、知的。政策科学。非核のための原子力。技術基盤。リベラルとは近代に真正面から向き合うこと。科学技術とデモクラシー。