小林弘人「ウェブとはすなわち現実世界の未来図である」

小林弘人「ウェブとはすなわち現実世界の未来図である」(PHP新書)を読了。

以下、ポイントをピックアップ。

  • ウェブ1.0は双方向受発信による「中抜き力」(2000年から)。ウェブ2.0は検索とブログによる「共有力」。次はSNS(ツイッターフェイスブック)の台頭による他人の力を活用する「ソーシャル力」の時代。
  • 情報は露出量からFBの登場で強弱へ変化。友人たちのネットワークのデザインが問われる時代。そしてテクノロジーは文脈理解の方向へ。(方針)
  • FB広告:共感を引き出せるか。属性選別広告が可能。(SNS偏差値)
  • 文脈を紡ぐ仕事が重要になる。断片化したコンテンツに意味やストーリーをという文脈を与える。(つながり、関係)
  • エッツイー、ザッポス、エアビーアンドビー、ゴーブル・コム、マイシェフ、ザ・ハブ、タスクラビット、ゾーパ、アクシュ、キックスターターキャンプファイヤー、ネイバーグッズ、カウチサーフィン、多手山プロジェクト、ローカル・モーターズ、FACTORY SAGA、(英文サイトにも着目)
  • 次の勝者は多くをつなげてしまった人。プラットフォームを握る。人間中心に考える。
  • あらゆる産業にウェブを加えることで地理的・空間的制約がなくなり、ビジネスとして進化。
  • 組織のマネジメントの問題。
  • 使い勝手。
  • 社内がオープンでないと世の中のオープンに対応できない。ウェブ的視座。部署や人を接合していく人物。ヒューマンハブ。さまざまな動向に敏感で文脈を編む役割。
  • 人間中心の大きなデザイン。
  • 高度な分業からテクノロジーは全人格化している。万能化。アマチュアには勝てない時代。
  • 教育。高齢化ソリューション。
  • スローウェブ。コンフォート。
  • 水に飛び込む。コツコツ改修。マッシュアップ(違うものをくっつける)
  • ブログを書き、リアルへも発信。足跡をオープンに。
  • リアル社会の課題解決のためにテクノロジーーとネットワークを買うよう。リアルとウェブを織り交ぜたビジネスモデルが主軸。
  • のめり込み、理解し、利用できた者だけが次のステージに進める。理解、習熟、経験。
  • 製品・サービストコミュニケーションの組み合わせ。

個人的にも、仕事の面でも、ヒントが多くあった。