インターゼミ箱根合宿二日目。

インターゼミ箱根合宿二日目。
寺島学長の講義。「2014年夏」がテーマ。

  • リレー講座の答案:レベルは高くなっている。本気か? 大谷氏に共鳴。思いやり、同情心、被害者意識。関心事はミーイズム(私生活主義・自分主義)、社会、責任が大人への道。キャラクターに熱。虚構の世界の限界。ネット、アニメ、コミケ、リアリティ(生身)の欠如、向き合う。
  • 世のなかと自分、時代と自分。どこまで見えているか。「自分は進化しているのか}」という問い。チャレンジ。視界を広げる。刻みつけるように。脳力一篇で100冊。フィールドワークで刺激、変化や実感を文献で確かめる。戦略経営塾(200人超)、現場の動きを知る。
  • ロシアというファクター。プーチンのしたたかさ。クリミヤ半島は既成事実化。中国への接近。5月の経済フォーラムにはエネルギー産業のトップ集合。日本のロシアからのエネルギーの輸入は9%、2020年には2割。エネルギーモノカルチャー国家。一方でロシアへの投資は減少。成長率は1.3%予測が0.2%成長へ。
  • 覇権なき中東。モザイク状況。火薬庫。アラブの春民主化をもたらさなかった。エジプトは軍事クーデター、リビアは混迷、シリアはアサド政権のまま。イラク内のイスラム国家、アメリカの空爆。敵の敵は味方というアメリカの政策のつけ。イランの右派政権成立に呼応してイスラエルにメタにエフ右派政権誕生。イランに穏健派誕生だがメタニエフ政権はそのままでパレスチナハマスと戦争。イスラエルは孤立化。アメリカのイラクでの失敗で内乱状態。米は中東への影響力を失いつつある。
  • アメリカ経済は蘇りつつある。10%あった失業率は6.2%まで低下。シェール革命と次世代ICTが要因。アメリカはLNG世界一、そして原油も世界一になった。財政と経常の双子の赤い字は半減。次世代ICTはビッグデータ時代。クラウド。この戦略的活用と導入がテーマ。実態経済が好調なアメリカの出現。外資依存の株高幻想が本質のアベノミクスはどうなるか?内向きのアメリカへ。今から引き締めに入っていく。来年はアメリカの金利上昇でカネはアメリカに集まっていく。株と債券は実体経済の4倍という金融の肥大化というマネーゲームは「格差と貧困」をもたらす。アメリカの貧困者は11%が16%にまで上昇。日本でも生活保護を6.5%切り下げ、年金受給者、貧困者(課税最低限の低下で20万円の税金増加)は苦しくなった。ピケッティ「キャピタル」は新しい資本主義。格差と貧困への対応。
  • 日本のエネルギー事情。アベノミクスによる円安で輸出は増えず、輸入が増加。原油価格の上昇(25%アップ)でエネルギーコスト上昇。LNG(コスト13円)48%、石炭(4円)28%、石油(18円)12%、水力9%、再生エネルギー1%程度、原子力(1円)0%。LNGでしのいでいる。米は4ドル、日本は15ドル。米の3倍、仏の2倍、独の1.5倍。これがボディーに効いてきた。日本はドイツと違いポピュリズムの国。家庭用は安く産業用は高い。北電17%アップなどますます高くなっていく。難しい局面になってきている。
  • 日本の原子力。世界の原子力産業の中核は日本(東芝・三菱・日立)。日本製鋼所室蘭。日米原子力協定の存在。IAEAは原爆と原発の両方をコントロール脱原発論者も推進論者も体系的な原子力政策がない。20年後には中国、台湾など日本周辺では原発は100基。原子力に関する技術基盤を守っていかなと発言権はなくなる。
  • 2014年夏は、大事な夏となる。

中間発表を踏まえて各班でのミーティング



合宿終了後、一人で仙石原のポーラ美術館を訪問。
今日はモジリアニ展をやっていた。

今回の合宿は新車を駆って一人で往復。
往路は、圏央道から厚木小田原道路。
復路は、仙石原経由で中央道から圏央道
私にとっては、ちょっとした冒険。