「東京駅100年の記憶」展。「岡本太郎の言葉」展。

「東京駅100年の記憶」展。

1914年に完成した東京駅(中央停車場)は100周年を迎えた。
1914年時点では大きな原っぱの中にひとり立っていた。
1923年の関東大震災では大きな被害はなかった。
1945年の東京大空襲では大きな被害を受けた。
2014年、100周年を期して二つのドームを擁する元の姿に再現された。

この東京駅を造ったのが辰野金吾である。
日本銀行本店、奈良ホテル、東京駅など辰野の作品は、今なお多くの人に愛されている。
佐賀藩唐津の下級武士の家に生まれた辰野金吾(1854−1919年)は日本建築界の父となった。
この人の人生は努力と戦いと挫折のの連続の中で、階段を駆け上がった人生だった。
「俺は頭がよくない。だから人が一する時は二倍、二する時は四倍必ず努力してきた」と語っている。
最初は平凡だが、じわじわと追い越していくというタイプで、工部大学校の造家学科を卒業するときには首席になっている。
晩年に長男から、本人がつくった多くの建築物の中で気に入った建物を聞かれて、「一つもない。俺は一生懸命やったがダメだったなあ」と語ったという。
「佐賀偉人伝」の「辰野金吾」を買い求めた。

                              • -

岡本太郎の言葉」展(青山の岡本太郎記念館
「いいかい 怖かったら怖いほど 逆にそこに飛び込むんだ やってごらん」

自画像を書かなかった岡本太郎の文章による自画像2冊。

リリカルな自画像

リリカルな自画像

疾走する自画像

疾走する自画像

ピカソを超えた」岡本太郎ピカソ論。

ピカソ「ピカソ講義」 (ちくま学芸文庫)

ピカソ「ピカソ講義」 (ちくま学芸文庫)

「字は絵だろ。」

これから―岡本太郎の“書” (小学館クリエイティブ単行本)

これから―岡本太郎の“書” (小学館クリエイティブ単行本)

帰りに渋谷で岡本太郎の「明日の神話」を見かける。
いつみても勇気をもらえる。

                                      • -

1月29日。
本日亡くなった偉人の言葉から。

  • 本多静六
    • 人生の幸福は、現在の生活程度自体よりはむしろその生活の方向が上り坂か下り坂か、上を向くかで決定されるものである。つまり、人の乞うhくは出発点の高下によるものでなく、出発後の方向のいかんにあるものだ。
    • 人生の最大の幸福はその職業の道楽化にある。職業を道楽化する方法はひとつ努力(勉強)にある。
    • 収入の四分の一は貯蓄にまわせ。
    • 人間は老衰するから働けぬというよりも、働かぬから老衰することになる。
  • 井上靖:努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。
  • 藤田嗣治:モデルの瞳に感動したら瞳から描け、首筋に感動したら首筋から描くのだ。
  • 久原房之助:自分の心がへこたれなければ、へこたれたことには、ならない。

本日生まれた偉人の言葉から。

  • 吉野作造:路行かざれば至らず 事為さざれば成らず
  • ロマン・ロラン:英雄とは、自分でできることをした人だ。一方凡人とは、自分でできることをしようとせず、できもしないことをしようとする人だ。
  • 北里柴三郎:研究だけをやっていたのではダメだ。それをどうやって世の中に役立てるかを考えよ。
  • 大河内一男:太った豚になるよりは、痩せたソクラテスになれ。
  • 大賀典雄:人生は大きい決断、小さい決断の積み重ねだ。
  • 丹羽宇一郎
    • 入社して30代前半までの最初の10年間は、アリのようになって働くことが重要です。、、「泥にように働け」、、。
    • 30代前半から40代前半までの10年間は、自分が関わっている仕事について日本一、いや、世界一になるつもりで勉強することが重要です。