本日は、雪池忌(福沢諭吉)と光悦忌(本阿弥光悦)

「福は内、鬼は外」という懐かしい言葉を唱えながら豆まきをして、恵方巻き(1998年にセブンイレブンが「丸かぶり寿司恵方巻きと命名し発売して広まった)を食べる。

2月3日は二人の偉人の忌日だ。

  • 雪池忌(福沢諭吉の忌日。墓のある港区元麻布の善福寺で慶応義塾の関係者による法要)。郷里・中津の生んだ偉人。福沢がつくたっと言われている心訓(実際は違うらしい)はいい。

一、世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つという事です。
一、世の中で一番みじめな事は、人間として教養のない事です。
一、世の中で一番さびしい事は、する仕事のない事です。
一、世の中で一番みにくい事は、他人の生活をうらやむ事です。
一、世の中で一番尊い事は、人の為に奉仕して決して恩にきせない事です。
一、世の中で一番美しい事は、全ての物に愛情を持つ事です。
一、世の中で一番悲しい事は、うそをつく事です。

  • 光悦忌(書家・工芸家本阿弥光悦の忌日)。漆芸・書・陶芸などどの分野でも「光悦風」と呼ばれたほどの斬新で華麗な作品を創作した人物。日本のダ・ヴィンチと呼ばれている。そういえば、梅棹忠夫先生に若い頃国立民族学博物館で会った時、「知の組織者」である先生に歴史上の人物では誰に近いですか、と問うたところ「ダ・ヴィンチに近い」と言って驚かされた、先生は日本では美の組織者である「光悦かな」ともおっしゃったのを記憶している。気宇壮大な言葉だった。
                                                    • -

2月3日。
死亡。

  • 福沢諭吉
    • 進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む。
    • 独立の気力なき者は必ず人に依頼す、人に依頼する者は必ず人を恐る、人を恐るる者は必ず人にへつらうものなり。
    • 一度、学問に入らば、大いに学問すべし。農たらば大農となれ、商たらば大商となれ。
    • とかく、あまり人生を重く見ず、捨て身になって何事も一心になすべし。
    • 自ら労して自ら食うは、人生独立の本源なり。
    • 人は他人に迷惑を掛けない範囲で自由である。
    • ペンは剣よりも強し
    • 自由と我儘(わがまま)との界は、他人の妨げをなすとなさざるとの間にあり。
    • 政治とは悪さ加減の選択である。
  • 本阿弥光悦:心が凝り固まっていては見えないものも、力を抜いて素直に見ると、いろんな顔が現れてくるだろう。心を開いて受け止めるなら、この世のすべては美しい。
  • ウィルソン:勝利の秘訣は早起きだ。
  • 市川団十郎(12代目):先祖と比べて小さいと思われないよう演じるのみです。
  • 二階堂進:趣味は田中角栄

誕生。

  • 田辺元:懺悔とは、私の為せる所の過てるを悔い、その償ひ難き罪を身に負ひて悩み、自らの無力不能を慚ぢ、絶望的に自らを抛ち棄てることを意味する。
  • 壇一雄:お前達の前途が、どうぞ多難でありますように…。多難であればあるほど、実りは大きいのだから。
  • 田中聡子:今日は調子が落ち目で自分では決して出来のいい泳ぎではなかった。はじめは4着だと思って泣いてしまった。表彰の後、太田さん(コーチ)の顔を見たら、また泣いてしまいました。