東京新聞に「鳥瞰図説・東アジア近代史の位相」の記事掲載

本日の東京新聞に、多摩大リレー講座で行った私の講義「鳥瞰図説・日本と中・韓・台・朝の歴史教科書にみる東アジア近代史の位相」が取り上げられた。「東アジア近代史を図解」「知研・久恒理事長が公開講座」「教科書から教育違い比較」が見出し。

「図解日本史」や「図解資本論」など図説シリーズの著書で知られるNPO法人「知的生産の技術研究会」久恒啓一理事長(65)=多摩大学経営情報学部長=が日本と中国、韓国などの教科書を比較して解説する東アジア近代史のリレー講座を同大で行った。南京大虐殺東京裁判従軍慰安婦など幅広い内容で、聴講した学生らは「図解は分かりやすく、歴史問題解決の一歩になる」と話していた。
講演は東アジア各国の中学・高校の歴史教科書を読み比べ、図説を使って歴史教育の違いを浮かび上がらせる内容。中国では抗日戦争から中国共産党の勝利までが述べられるが、少数民族や辺境支配の問題は触れられていない。韓国では日韓併合と皇国化政策、徴用工や従軍慰安婦の強制動員について書かれている。
東京裁判について中国は「米国は自己利益から日本人戦犯を免訴にした。その上、方法を講じて日本の天皇制を残した」とし、台湾は「日本の台湾・朝鮮植民地統治の犯罪行為や慰安婦の問題に踏み込まず、日本のアジア各国に対する戦争責任は清算されていない」と書いている。
久恒さんは「日本と中国、韓国との歴史認識の違いが図解だと学生にも理解されやすかった。東アジアが仲良くなるには事実を知ることが一歩になる」と話している。

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本日の「NHK Eテレ」の「テストの花道 爆笑面白勉強法! 所&城島」で、歴史の勉強に役立つ本として、「日本一わかりやすい!図解・日本史」(久恒啓一著)が紹介されたという情報が届いた。あとで見てみよう。

日本一わかりやすい図解日本史

日本一わかりやすい図解日本史

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映画「インヴィクタス」をテレビで再度観る。マンデラ大統領の態度は難しい課題を背負ったリーダーのあるべき姿として素晴らしい。

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命日。

  • 荻生徂徠
    • 学問とは飛耳長目の道だ。
    • 人を用いる道は、その長所を取りて短所をかまわぬことなり。
    • 学問は歴史に極まり候。

誕生。

  • 高山樗牛:己のたてるところを深く掘れ、そこには必ず泉がある。
  • 坪内逍遥:知識を与えるよりも感銘を与えよ。感銘せしむるよりも実践せしめよ
  • モンテーニュ:真実にわれらの思想をうつす鏡はわれらの日々の生活である。
  • ヒルティ:働きのよろこびは自分でよく考え、実際に経験することからしか生まれない。それは教訓からも、また、残念ながら、毎日証明されるように、実例からも、決して生まれない。