大村はま「新編・教えるということ」(ちくま学芸文庫)を読了。
昨日頼んだ大村はま(1906年-2005年)関係の本が数冊届いたので、風呂に入りながらまず一冊読んだ。
国語科教師として生涯を貫き、数多くのユニークな実践指導を重ね、主宰した「大村国語教室」では、子供たちだけでなく、後輩の教師や研究者、そして親にも貴重な刺激を与え続けた教育者の講演録。
- 作者: 大村はま
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1996/06
- メディア: 文庫
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- 最高の自分でなければならない。研究し、勉強の苦しみと喜びを日々感じ、自分を伸ばしたいという希望があふれていること。是が教師の資格。
- ほんとうはエリザベス・サンダーす・ホームの沢田美喜さんのような仕事をしたかった。
- 自分の本職たる「教える」ことがすぐれた技術、特殊技術になっていなければならない。
- 見方を深くするというためには、教師自身が身を挺した実物をみせなければならない。
- ぬかるみで苦労している車にちょっと指で触れるとすとぬかるみからぬけてからからと車がすすんでいく。これが一級の教師。
- 次の社会への希望をつないで、そこに生きがいを認め、そこを生き切る人をつくる。
- ひとりひとりが自分の成長を実感しながら、内からの励ましに力づけられながら、それぞれが学習という生活を営む、そういう状態。すべての生徒がそれぞれ成長しているという実感、快感。
作文教育。大村はまの作文教育は、私の図解教育と同じ思想だった。
- 段落。中心。つながり。自分の発見。自ら生み出したもの。区分け。関連を考える。構成力。関係、順序。
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「名言の暦」
命日
- 上杉鷹山:なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり。
- 高村光太郎:僕の前に道はない。僕の後ろに道はできる。
- 戸田城聖:人の信用を得る根本は、約束を守ることである。
- 越後正一:名を成すのは常に困窮のときであり、事の破るるの多くは得意のときである。
誕生