「鴨居玲」展--踊り候え

没後30年「鴨居玲」展--踊り候え。先週の土曜日に東京ステーションミュージアムの初日を覗いた。


鴨居は1928年金沢生まれ。
金沢美術工芸専門学校では宮本三郎に師事している。


「興味のあるのは人間だけですからね」
「興味のある瞬間の凝縮した表情だけを描く」のが鴨居スタイルである。

「静止した刻」というサイコロを振る場面。
「おっかさん」
「廃兵」
「月に叫ぶ」
「1982年 私」

「踊り候らえ Dance!」で踊っている男は鴨居自身だ。
鴨居は自画像の画家と呼ばれている。

鴨居は1985年に自殺。父と同じく57歳で世を去った。
司馬遼太郎が追悼文を書いている。
「人間いは、他の動物と違い、人生を経る。それを経てきた者の生命が、最後の一滴をのこして尽きようとしている瞬間ににしか、人生は全体的に表現されることはない。鴨居玲は、その一滴のみ追い求めてきた。、、」

参考文献。

  • 鴨居玲 死を見つめる男」(長谷川智恵子)を読了。

鴨居玲 死を見つめる男

鴨居玲 死を見つめる男

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名言の暦  6月2日

命日

  • ルー・ゲーリッグ1941:自分がどんなにダメか、どれだけチームに迷惑をかけているか、誰も自分には教えてくれない。だから自分で決めるしかない。
  • アラン1951:楽天主義は意志の所産だが、厭世主義は人間が自己を放棄したときの状態である。
  • 斉藤隆夫2002:

誕生日

  • 中山みき1798:難儀は節だ、節から芽が出る。
  • 安川第五郎1886:2、3年は赤字を出しても、経験を積めば次第にプラスになるような、底堅く将来性のあるものを選んでほしいと思う。
  • 河野一郎1898:こんなことで死んでたまるかい。
  • 大村はま1906:子どもに考えさせるということをした人が、いちばん教師としてすぐれている。
  • 小田実1932:古今東西みなチョボチョボや。