大城立裕「小説 琉球処分」(上)

大城立裕「小説 琉球処分」(上)(講談社文庫)を読了。

小説 琉球処分(上) (講談社文庫)

小説 琉球処分(上) (講談社文庫)

「清国と薩摩藩に両属していた琉球―日本が明治の世となったため、薩摩藩の圧制から逃れられる希望を抱いていた。ところが、明治政府の大久保利通卿が断行した台湾出兵など数々の施策は、琉球を完全に清から切り離し日本に組み入れるための布石であった。琉球と日本との不可思議な交渉が始まったのである。 」
琉球処分とはいったい何か? 明治初期まで沖縄には、琉球王国という独自の国家があった。日本政府は軍事的圧力で琉球王国を解体した。これを琉球処分という。」

佐藤優は解説の中で「歴史書を読めば、琉球処分の経緯に関する知識を身につけることができる。しかし、知識だけでは、沖縄の人々の心情を理解することができない。そのためには優れた小説を読むことが有益だ」と語っている。この本がそれだ。

引き続き「下巻」を読み始める。

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午後:都内の企業で講演。

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夜は、大学院OBの荻阪さん(株式会社チェンジ・アーティスト代表)と食事。
4月に出版した「リーダーの言葉が届かない10の理由」(日経出版)の報告あり。
日経新聞朝日新聞AERA、日経ヴェリタス 人事マネジメント、日経アソシエ、日本人事ニュースなどで取り上げられた記事をいただく。

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名言の暦

命日

  • 松永安左衛門1971:小さな妥協は小さな人物でもできるが、大きな妥協は大きな人物でなければできない。
  • 鶴田浩二1987:
  • 水上達三1989:伝統がある、のれんが古いと威張っても、実力が備わっていなければ企業として何の意味もない。事業はたんに歴史が長いというだけで続くべきものというわけにはいかない。

誕生日

  • 広瀬宰平1828:浮利に走って軽進すべからず
  • 大倉喜七郎1882:
  • 荻原井泉水1884:月 雲がにげてゆく雲が追うてゆく
  • 高見山大五郎1944:一、おはようという親愛の心 二、はいという素直な心 三、すみませんという反省の心 四、どうぞという謙譲の心 五、私がしますという奉仕の心 六、ありがとうという感謝の心 七、おかげさまでという謙虚な心 八、お疲れさんという労わりの心 九、なにくそという忍耐の心 十、嘘をつくなという正直な心