「Nikkei Asian Review」から「海外留学」の取材を受ける

日本経済新聞が出している「Nikkei Asian Review」という英字Webマガジンがある。
http://asia.nikkei.com/search/findByRegion?facet_region=4
成長の著しいアジアマーケットに特化した英語マガジン。パソコン、スマートフォンタブレットPCといったインターネット媒体と、印刷物を融合した総合英語メディアとして、アジアの経済の理解を必要とするビジネスマン向けの必読メディア媒体。この発刊に伴い、日経ウイークリーを発展休刊。

この媒体から取材依頼があった。
「特集のテーマは留学のコストとメリットについてです。アジアの留学生にとって、米国や英国の大学は人気の留学先ですが、足元では(特に米国で)学費が上昇し続けています。IVYリーグに進学すれば、学費だけで年間600万円程度かかります。一方で、ドイツやスペインなどは留学生の取り込みのため、比較的安い学費で英語での授業を提供しています。それでも、学費が上昇する米・英の大学を留学先に選ぶ生徒は多いです。そこで先生には、1)米国や英国に留学するメリット 2)学費の上昇がもたらす影響を中心に色々とお話を伺えないかと思いメールさせていただきました。」

依頼を受けて電話でインタビューに答えた。以下、その記事の私の答えた部分。

タイトル:Exorbitant costs threaten a US higher education system that has long been envy of the world

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”The U.S. has achieved growth attracting different people from all over the world,as Germany is doing now. Tuition increases will eventually bring fewer and fewer people to the U.S.,resulting in a weaker country,"said Keiichi Hisatsune,vice president at Tama University in western Tokyo.

Hisatsune encourages students to chose where the study abroad based on factors other than reputation."Deciding whether to study abroad should be based on how a person defines his or her outlook on the world."Having a
reason to study beyond getting a degree from a university with a good reputation is important,especially when a diploma is no guarantee of the good life.

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「アメリカは、今ドイツがやっているように、世界中から様々な人々を引きつけながら成長を果たしてきた。学費のアップは、結局のところ、アメリカへの留学生をしだいに少なくしていくことになっていく。結果としてアメリカは弱い国になっていくいでしょう。」と東京西部の多摩大の久恒啓一副学長は語っている。」

「久恒は、そういった評判よりも、以下の要因にもとづいてどの国に留学すべきかを考えよと学生たちを励ましている。
『どの国に留学するかを決めるには、その人が世界をどのように概観しているかにもとづくべきである。』
良い評判が得られるから大学で学位を取るために学ぶという理由は大事ではある、しかし学位というものは良い人生を保証するものではないのである。」

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なにごとも「コストとメリット」という基準ではなく、「世界観と人生観」の掛け算を選択のベースにすることが大事だと思う。

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名言の暦 6月20日

命日

  • 土方歳三1869
    • 目的は単純であるべきである。思想は単純であるべきである。
    • 喧嘩ってのは、おっぱじめるとき、すでに我が命ァない、と思うことだ。死んだと思いこむことだ。そうすれば勝つ。
  • 芦田均1959:勇気を出せ、断じて行う決心をすれば、予想以上に力も出る

誕生日

  • 竹鶴政孝1894:ウィスキーの仕事は私にとっては恋人のようなものである。恋している相手のためなら、どんな苦労でも苦労とは感じない
  • 丸木位里1901:人間、腹が立つこと、これじゃいけんと思うこと、いっぱいあるでしょう。日々、それと闘うことで、死ぬまで生きていける。腹が立たなくなったら人間おしまい。…