大学コンソーシアム八王子主催の「第5回 FD・SDフォーラム」に参加。
テーマは「大学改革を指せる新しいFD・SD---ガバナンス改革を教職員成長のトリガーに」。
以下、5つの分科会で構成されている。
1・「高度専門職」へのキャリアパス
2・学生の主体的学びを促進するための環境づくり--アクティブ・ラーニングのあり方を考える。
3・FD・SDもTeachingからLearningへ!?--Q-Linksが推進する大学間連携を事例に。
4・人口減少社会を見据えた大学改革の取り組みについて。
5・大学のキャリア教育・職業教育を今後どう考えるか。

私は分科会4に参加。
講師は、午前中は文部科学省高等教育局の片柳さん(高等教育政策室室長補佐)。午後は同じく三木さん(高等教育政策室専門職)。
コーディネーターは創価大学の望月先生。

この分科会は31人が参加。地方からは9人。教員は10人。
地方からは、兵庫大学大阪体育大学2、新潟星稜大、名古屋産業大、秋田県立大、長崎純心大、山梨学院大、大分大。

講義を聴くというスタイルではなく、講義とグループ実習と全体発表というやり方で進む。
私のテーブルは大分大学の望月副学長、東京薬科大学の横松教授、駒沢女子大学の原田次長、日本ドリカムの平木さん、日本私立大学協会の小島ささん、創価大学の大島先生。

以下、印象に残った点のメモ。

  • 文部科学省の方針がコロコロ変わるのは困る。本音のニーズの把握。大学卒のメリットは何か。大学は賞味期限切れではないか。学士とは何か。社会人ニーズはどこにあるのか。最新情報の入手と共有。
  • インターンシップ教育の事前教育は企業と一緒につくる。企業へのインパクトのあるインターンシップ


全体会、印象に残ったポイント。

  • 追手門大学の秦敬治先生:アクティブラーニングには30の手法がある。アクティブラーニングには仕掛けが必要。
  • 九大の田中岳先生:学習する組織理論。ファシリテーションモデル。アクティブラーニングの構造(技法・方法・リソース)。授業設計。講義から授業への構造変化。編集委員的立場の人が必要。

すべての分科会に出たくなるような素晴らしい企画だった。
今後は、教職員全体でこのコンソーシアムに積極的に参画・参加し、大学全体のレベルを上げていきたい。

終了後は、京王プラザホテルで、「地域」の活動を中心に中庭先生と懇談。
先日の山形の月山などの合宿のトライアルの様子を聞く。

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朝日新聞出版の「就職力で選ぶ大学」(AERA進学MOOK)を書店で見かけたので購入。
実就職率ランキングが載っている。

  • 多摩大(両学部合算)は実就職率80.9%で247位(就職者数500人未満)
  • 商学部経営学部のランキングは40位までが載っており数字は86.5%。経営情報学部は83.7%なので、後3ポイントというところまできた。関東ではランクインしているのは東京理科大産能大青山学院大、早稲田大、玉川大、法政大、神奈川大、国士舘大