「宇治拾遺物語」(「日本文学全集第8巻)--エロ・グロ・ナンセンス

池澤夏樹監修の「日本文学全集」を毎月購入している。毎月新しい巻が送られてくるという趣向なので、数年にわたって読み続けることができるかもしれない、という期待があるが、さてどうなるかな。

9月刊行の第8巻は、日本霊異記、今昔物語、宇治拾遺物語、発心集の4つが収録されている。
本日、「宇治拾遺物語」を読了した。

宇治大納言物語というには、通行者を庭先へ招き、実際にあった面白い物語を話させて、記録したものである。
この宇治大納言物語に、後に時代の新しい物語と漏れた物語を加えたところから、拾遺物語となった。

最高にいい女だった和泉式部の物語から始まり、伴大納言、藤大納言、鼻が長いお坊さん、小野篁、家綱、三条中納言、最後は孔子が悪事を働く男にやり込められる物語で終わっている。

現代語への翻訳は町田康。町田は小説家、詩人、ミュージシャン。芥川賞作家でもある。

ぐちゃぐちゃ、チューター、キャリーオーバー、マジ、ロジという概念、ゲイン、熱狂のライブ、バーベキュー、アホ、気持ちわるっ、ホールド感、デザイン、、、など現代語に訳すのに若者向けの工夫がみられるが、少しやり過ぎの感も。

まあ、楽しんで詠んだが、エロ、グロ、ナンセンスの物語の連続であり、教訓はあまりない。

                                                • -

会員になった「コンティ多摩センター」まで自宅から歩いて往復。1万歩。
この施設は新しいタイプのファシリティとして最近オープンした会員制の複合施設。
http://www.conti.jp/
スポーツジム、ヨガ・ダンススタジオ、音楽スタジオ、アートスタジオ、カルチャースクール、セミナールーム、クッキングスタジオ、ダイニングルーム、会議室、イベントスペース、カフェ、ラウンジ、ビジネスセンター、、などが入っている。

日本初の実験施設なので、どういうものになるのか、どう使うかは、未知数。

「名言の暦」10月4日
命日

  • 鳩山和夫1911:
  • 東海林太郎1972:武蔵にとっての剣は、私にとっては歌だ。武蔵が一剣で自己の人間を完成しようとしたように、私も一唱によって自分を鍛えていきたい。

生誕

  • ミレー1814:裸体画はいっさい描かない。
  • 中上川彦次郎1854:三井の近代化は政府高官らとの癒着を断ち切ることから始めなければならない
  • 日野原重明1911:本当に学ぶべきなのは、問題とどう取り組むか、どういう戦略を立てるべきかということである。
  • 福井謙一1918:メモしないでも覚えているような思いつきは大したものではない。メモしないと忘れてしまうような着想こそが貴重なのです。
  • アルビン・トフラー1928:将来の文盲とは、読み書きのできない人ではなく、学ぶことも、学んだことを捨てることも、また学び直すこともできない人のことである。