荒俣宏監修「知識人99人の死に方」(角川ソフィア文庫)を読了。
- 作者: 荒俣宏
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2000/10
- メディア: 文庫
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以下、死生観、遺言をピックアップしてみる。
- 永井荷風:余死する時葬式無用なり。、、墓石建立亦無用なり。新聞紙に死亡記事など出す事元より無用。
- 山本周五郎:人の価値は、かれが死んだ時これから何を為そうとしていたかによって決まるのだ。(ロングフェロー)
- 向田邦子:死んだ後も人に思い出してもらえるようなものを書こう。
- 市川房枝:私が死ねば必ず叙勲沙汰があるだろうが、絶対に受けないように。
- 梅原龍三郎:葬式無用 弔問供物 固辞する事 生者は死者の為に煩わさるべからず
- 中川一政:夭折の天才ではなく、長距離選手として走り通すことが一番
- 松本清張:通夜、葬儀は不要なり
- 扇谷正造:四十にして初めて惑い、五十にして志を立て、六十にして事に励み、七十にして事をなしとげ、八十にして引退する。
- 大宅壮一:ライフワークを手がけるのが10年遅かった。
- 長谷川町子:入院はしないこと、手術は受けないこと、そして葬儀、告別式はしないこと。
- 竹中労:無理な延命工作はしないでほしい。死顔は誰にも見られたくない。通夜葬式、一切無用。遺骨は自分の好きな沖縄の地にまいてほしい。
- 五味康祐:長生きしなければ成し遂げられぬ仕事がこの世にあることを、この年になって私は覚っている。
- 大岡昇平:死んでみて初めてその人の生涯の意味がわかるはずです。あまり騒ぐな。お通夜、葬儀もいらない。
「名言の暦」10月20日
命日
- ハーバート・フーバー1964:政府に誠実さが欠けていれば、全国民の道徳も毒される。
- 吉田茂1967
- 歴史を知らない国民は亡びる。
- 大志を抱けば、天下何ものか恐るにたらず
- 富士が見たい。
- 中村秀一郎2007:多摩大の敵は多摩大。
生誕
- 杉田玄白1733:われより古(はじめ)をなす。
- 渡辺崋山1793
- 大功は緩にあり、機会は急にあり。
- 眼前の繰り廻しに百年の計を忘るる勿れ
- 西洋が恐ろしいのは、雷をきいても耳をふさぐことを第一の悪、と考えることです。
- 一人にても餓死流亡に及び候わば、人君の大罪にて候
- 坂口安吾1906:余は偉大なる落伍者となって、何時の日にか歴史の中によみがえるであろう。
- 皇后美智子1934:
- 国民の叡智がよき判断を下し、国民の意志がよきことを志向するよう祈り続けていることが、皇室存在の意義、役割を示しているのではないかと考えます
- 常に国民の関心の対象となっているというよりも、国の大切な折々に、この国に皇室があって良かった、と、国民が心から安堵し喜ぶことの出来る皇室でありたいと思っています
- 茂木健一郎1962:自分の中に静かな水をたたえていれば、どこにいっても、何に巻き込まれても大丈夫。