「オバマ外交のレガシーと2016年大統領選挙展望」

本日のリレー講座は、渡部恒雄オバマ外交のレガシーと2016年大統領選挙展望」。

  • 東京財団の米大統領選挙プロジェクトウェブを参照されたい。
  • アメリカの求心力が弱まっている。これがすべてに影響を与えている。
  • 大統領選は、2016年2月が予備選、11月が本番。
  • ブッシュはツーマッチ。オバマはツーリトル。次の大統領は難しいかじ取り。
  • オバマの8年目の外交は意外に健闘。コツコツと実績。中間選挙で支持率は41%に落ちたが、現在は45.1%にまで回復。
    • CO2削減は米中が一定の合意。排出国1位の中国と2位のアメリカが合意。
    • キューバとの国交正常化。
    • イランとの包括核合意。
    • TPPに向けてのTPA(大統領貿易促進権限)の獲得。米国の批准は大統領選挙後か?
  • 経済は悪くない。失業率は5.1%という低い数字。
  • 米中緊張は継続。AIIBに57か国が参加。南沙諸島の埋め立て。9月の米中会談では南シナ海とサイバーの厳しい課題に妥協はなかった。
  • 2016年大統領選挙。
    • 内政:貧富の格差拡大の継続と将来の経済の不安。
    • 外交:世界秩序における米国自身の位置づけへの深刻なアイデンティティ危機。
    • 共和党:トランプ23.7%。カーソン18.4%。、、ブッシュ7.1%(5位)。
      • トランプ「傲慢」「大口の自信家」「ばか」。ブッシュ「ただのブッシュ家の人間」
    • 民主党クリントン42.0%。サンダース25.4%。バイデン18.6%(本日出馬断念)。
      • ヒラリー「嘘つき」「不正直」「信頼できない」
    • トランプやカーソンは政治のプロではない。サンダースは民主党員ではない。