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日本未来学会2016「プレシンギュラリティ」「クルマがなくなる日」

「2016年 日本未来学会 年次大会」が日本科学未来館で開催された。

 第一部は「プレ・シンギュラリティで世界はどう変わるか」

第二部は、「クルマがなくなる日?  ホモ・モビリタスの未来」

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井上智洋「人工知能は未来の経済をどう変えるか?」

  • 技術的失業は間違いない。イノベーションは労働移動とマクロ経済政策(需要のコントロール)で調整してきた。
  • 特化型AI。汎用AI(AGI)には全脳アークテクチュア(パーツを統合)と全脳エミュレーション(脳神経ネットワーク構造をコピー)あり。
  • 1995年に第三次産業革命(言語の壁)。特化型AIの時代。2030年に第四次産業革命(生命の壁)。汎用AI(全脳アーキテクチュア)の登場。21世紀末には全脳エミュレーションの世界へ(労働移動の先がない。マクロ経済政策で雇用を増やせない)。
  • 肉体労働。事務労働。頭脳労働。事務労働はAIで置きかえられて低所得の肉体労働に移行中で中間層が没落。失業率は低下しているが低賃金化。
  • 1800年頃に第一の大分岐。機械と労働をインプット。成熟すると2%成長に。20130年に第二の大分岐。純粋機械化経済。爆発的な高度成長時代。人間は研究と開発。労働が不要。労働からの解放。所得の再分配という解決策。ベーシックインカムの導入。ユートピアの出現。

和田雄志「ホモ・モビリタスの未来」

  • 猿人(ハビタス・200年前)。原人(エレクトス・50-100万年前)。旧人ネアンデルタール人・20万年前)。クロマニヨン人(5万年前)。
  • 人間とは何か。リンネ「知恵あるヒト」。ベルクソン「工作するヒト」。カイヨワ「遊ぶヒト」。黒川紀章「移動するヒト」。移動により人間は賢くなった。ホモ・モビリタス(移動するヒト)。

鈴木正文「ホモ・モビリタス」

  • 馬車(個人)。セダン(箱型)、クーペ(2頭建て)、ロードスター(馬車の形)。車(個人)。列車(民主的)。
  • プロメテウス計画(1981-1995年)。交通事故死ゼロへ。無事故社会への動き。ABS.自動駐車。テスラ自動運転。トロッコ問題(選択。法・社会・道徳、、)。
  • ロンドンで内燃機関。1861年車。1885年頃ダイムラーとベンツによる内燃機関の自動車。1903年アメリカのテーラーシステムによるT型フォード。
  • 身体性。快楽。感覚。都市のあり方。高密度と低密度。

井上「ヘリコプターマネー」(著書)。金融を介しないで直接国民に配れ。人間のの欲望、感動、感性、ひらめきなどはプログラミングできない。

公文:地球環境。宇宙へ向かう。主体は誰か?超知能の暴走を事前に禁止するなど、、・

上田昌文:疑問。生物学の視点。AIの弱点は社会性、他人との関係性。生老病死、友情、愛情、宗教、体験。まがい物。未解決の問題は解けない。AIは自殺できない。AI論者の話は割り引いて考えよ。

中島新「脳を読み出す時代」。次のAIはBMI(脳機械インターフェース)。DARPA.本能を司る旧皮質、知性を担う新皮質、そして第三の脳はクラウド上にあるデジタルセルフ。新皮質とクラウドをつなげることが新次元への飛躍。非浸食型BMIと浸食型BMI。何かが起こっているが、何かはわからない。ブレインゲート。ステンント電極。海馬チェック(アルツハイマー)。脳の保存と吸い出し。

貝谷嘉洋:筋ジストロフィー。パーソナルモビリティ。自分と一体化。スエーデン製300万。新幹線、電車。トヨタの幻のi-realは理想車。移動!

大屋雄裕「機械知性と共生する時代」。「自由か、さもなくば」幸福か」(著書)。自動運転。レベル2(補助。テスラ、アイサイト。死亡事故).レベル3(自動運転)レベル4」(公道。完全自動。試験運用オランダ。藤沢タクシー。シンガポール事故物損、、)。日本の人口は急激な減少。居住地域が少なく。「国土のグランドデザイン2050」(国交省)。現在でも北海道の人口の半分は4カ所。JR北海道は無理。交通弱者(高齢者、障害者)に移動可能性を与える。単独車両からシステムへ。AI自動車高速道路、ヒトは一般道路になるか。

注文した本。「人工知能と経済の未来」(井上)。「シンギュラリティ」「機械との競争」。「自由か、さもなくば死か」(大屋)「ヘリコプターマネー」(井上)

テーマ:超人の時代。新世界考。グローバルヒストリー。民主主義と資本主義。サピエンス全史から。北極海航路アテネとローマ。スタートレック

 

 

「名言との対話」12月19日。井深大

「見本のない産業をつくりだす」

井深大1908年明治41年)4月11日 - 1997年平成9年)12月19日)はソニー創業者、技術者。栃木県出身。早稲田大学理工学部を卒業後、東芝の入社試験を受けるが不合格に。写真化学研究所(のちのソニーPCL)、日本光音工業株式会社を経て日本測定器株式会社常務。日本測定器時代に盛田昭夫と出会う。太平洋戦争後にソニーの前身である東京通信工業(東通工)を設立。トランジスタラジオ、トリニトロンテレビ、ベータマックスなどの開発にあたり、ソニーを世界的企業へと育てた。文化勲章を受賞。

「人真似、猿真似はやめておこう、真似では勝利は得られない。」

「立派な人間になるための一つの条件は、自分が心から尊敬できる人を持つこと。」

「仕事の報酬は仕事だ。それが一番うれしい。」

「ものをつくる苦労を知っている人は、失敗を人のせいにしない。」

「ある商品の成功への貢献度をウエイト付けすれば、発明の比重は1、開発は10、商品化は100」

井深語録には、創造に関するものが多い。部下でもあった江崎玲於奈は後に「「温故知新、という言葉があるが、井深さんは違った。未来を考え、見ることで、現在を、明日を知るひとだった」と語っている。また1980年代前半には部下に「「なぜ、そういう考え方をするのか。そんな数年後ではない。1990年や、2000年でもなく、2010年、2020年にはどうなっているしどうなるべきだから、という考えかたをしないといけない」と叱咤している。

井深大は未来から現在を考える人だったようだ。過去の延長線上の考えることを嫌っていた。創造、独創の精神である。それは幼児教育に熱心であったことからもうかがえる。欧米の見本をつくるのではなく、日本独自の製品をつくろうと志した。それが輝けるブランド、ソニーの誕生であった。

 

「副学長日誌・志塾の風161219」

高野課長:教員採用人事の件で相談。明日。