「図解・自分史」のすすめ−−自分史アドバーザーへの講演

夜、自分史活用推進協議会主催の自分史アドバイザー対象の勉強会に呼ばれた。
http://jibun-shi.org/
高田馬場で20名ほどの受講者に2時間ほどの講演。
タイトルは「図解・自分史のすすめ」。

NPO法人、古書販売。出版。編集。コーチング。マーケッター。伝筆。ネット。、、、。

アンケートに「目からウロコ」と書いてくれたのは二人。
「脳に刺激」「解をを得ました」「雲の中にプカプカ浮かんでいるような時間でした」「物事を考えていなかった」「自分史は出来事と出来事の因果関係をストーリー化することなので図解をイメージしながら取材に生かしたい」「市民活動にも生かしたい」「人間関係図にチャレンジ」「教育を改革しないと」「深掘りする方法が参考になった」、、、。
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「名言との対話」2月26日。斉藤実。

  • 「わたしは決して、偉い人間でも何でもないんだ。まったく凡人に過ぎない。ただ何事も一生懸命努力してやってきたつもりだ。そうしているうちに、いつか世間から次々とドエライ椅子に押し上げられてしまったまでだ」
    • 2月26日は、二・二六事件の日である。斉藤実内大臣はこの日、青年将校によって暗殺された。
    • 岩手県水沢市は、近代以降、高野長英後藤新平、斉藤実と歴史に名を残した3人を輩出している。
    • 後藤新平と斉藤実とは一つ違いの幼友達だった。勉強は斉藤、ケンカは後藤、という評価だった。後藤新平は、医療畑から身を起こし、台湾総督、満鉄総裁、内相、東京市長と顕職を歴任している。一方の斉藤実は、海軍畑から、朝鮮総督海相、総理、内大臣と上りつめる。一時期は同じ大臣として政府にあった。
    • 面白いのは、ボーイスカウト(少年団日本連盟)の初代総裁は新平で、2代総裁が実ということになっている。一つ年上の新平が、実に頼んだ姿が目に浮かぶようだ。
    • 人は人によって人となる」など味のある言葉を斉藤は残している。凡人・凡才であることを自覚し、平凡なことをただひたすら実行していく。時がたつといつの間にか大きな仕事が完成している。こういうタイプののリーダーは誰もが目指すことができるのではないだろうか。