本日の日経新聞に多摩大を中心とした大きな記事

  • 本日の日経新聞に多摩大を中心とした大きな記事。
    • 「我が子の就活 ほどよく伴走」「先回りは自立妨げ・心構えマナー助言」「「親の心配わかるけど過干渉禁物」「子の話に耳を傾け、親も勉強」。
    • 写真は先日の多摩大保護者向け就職セミナー。浜田先生とペッパー君。
    • 梅沢就職委員長のインタビュー、男子学生の声なども紹介された。

「名言との対話」3月14日。三浦梅園。

  • 「おのおの、その長ずる所にしたがい、好む所に向かわしめる」
    • 豊後聖人・三浦梅園は3月14日、67歳で没した。
    • 代表作「玄語」は、31歳で着手し、53歳で完成している。この間、23年。旧稿全部を捨てたこと3回、稿本を書き換えたのは23回に及んだという一大著作である。「玄語」「贅語」「敢語」は30余万語の大著述であった。
    • 「学問は飯と心得べし、腹にあくがためなり。掛物のやうに、人に見せんずるためにはあらず」「学文は臭きなのやうなり。とくと臭味を去らば用ひがたし、少し書を読めば学者臭し、余計書を読めば余計学者臭し、こまりしものなり。」、このように学問を学ぶ者ヘの警告もある。
    • 日本人初のノーベル賞を受賞した湯川秀樹は「もし梅園に出会わなかったら、私はノーベル賞をもらえなかっただろう」と言っている。梅園は業を医としたが、子供の頃から天地自然の裡に疑問を抱き、独学で天文学を学んだ。その所論が湯川の研究のヒントになった。
    • 「おのおの」とは、それぞれの人格や性格のよい面をよく見極めることであり、「長ずるところ」とは能力として得手な分野であり、「好むところ」とは興味が強い方向であろう。この言葉には、教育者としての梅園の思想があらわれている。師のすべきことはこの梅園の言葉に尽きる。梅園は、徳の人でもあった。