オーディブルの「講演・エンターテイメント」の女性作家たちの講演録を聞き終わった。
文藝春秋社の文化講演会での講演録。それぞれ1時間弱の中身の濃い講演。
有名な作家達であり、山崎朋子、上坂冬子、山崎豊子、宮尾登美子は太平洋戦争に翻弄されており、「戦争」というテーマをそれぞれの立場から深掘りしており、心を打つ。
「名言との対話」5月23日。イプセン。
- 「結婚生活−−この激しい海原を乗り越えて行く羅針盤はまだ発見されていない。」
- イプセン(1828−1906)はノルウェーの劇作家。自我の解放と確立を追求した自由思想家で、近代劇の創始者といわれる。戯曲「人形の家」「幽霊」「民衆の敵」「野鴨」「ヘッダ‐ガブラー」など。
- 「他人のために尽くすことによって自己の力を量ることができる。」「心に残るのは、千の忠告より一つの行為だ。」「”できない”というのは許される。だが、”しようとしない”のは断じて許されぬ。」
- 人生は羅針盤のない航海である。その中でも結婚生活こそは最大の難所ではないか。判断を間違えれば、そして微妙な舵取りを誤れば、すぐさま船は座礁し、難破することは目に見えている。気まぐれな天気と襲ってくる嵐を乗り切りながら、共に少しづつ経験と叡智を蓄積し、船を進めて行くしかない。