リレー講座:粕谷賢之日本テレビメディア戦略局長。
テーマは、「日本政治の近未来とメディア環境の変化」。
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- オバマの広島訪問。安部首相の真珠湾訪問?
- 参院選:32の1人区がポイント。野党統一候補で9選挙区で逆転。争点:アベノミクス・安保法制・憲法改正・自民単独過半数(7の上積み)・18歳選挙権(240万人)。壮年・高齢層は67%の投票率・20代は33%。
- 衆参同日選:5-10%の可能性あり。
- 安部政権の政治日程。2018年9月自民総裁選。2018年12月衆院任期満了。2016年7月の参院選にピークになるように積み上げ。アベノミクスの不発・改憲などで足下は揺らいでいる。
- 政治家の劣化:年金なし。小選挙区制(個性的な人はでれない)。メディアの責任(次世代リーダの育成が必要)
- 政治権力とメディア:テレビは放送法で縛られている。公共の福祉(不偏不党・健全な民主主義)。編集(政治的に公平・多くの角度から検証)。テレビのキャスターの降板はたまたま。
- 新聞:発揮部数は激減。宅配は半分を切った。若人は読まない。テレビ:若人のテレビ離れ。インターネット:民主主義の進展か、衰退か?
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夜は、荻窪で知研のセミナー。
- 八木会長:知研セミナー45年の変化。
- 会員消息
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故・蜷川幸雄さんの言葉。
「自分にしか作れない何かがありそうな気がするんですよ。それをやってみたい。誰も見たことがないものを作りたい。それがやりたくて、やりたくてしょうがない。」
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「名言との対話」5月26日。木戸孝允。
- 「西郷、もう大抵にせんか」
- 幕末から明治維新の政治家。桂小五郎。長州藩(山口県)出身。吉田松陰に師事。幕末、薩長連合を結び、倒幕、王政復古運動を指導する。維新後、新政府の中心となり、版籍奉還、廃藩置県を断行。欧米視察後は、内治の優先を唱えて征韓論、征台論に反対し、天皇制絶対主義政治の確立に努めた。5月26日に卒す。享年45歳。
- 維新後の木戸孝允という格式張った名前より、幕末の桂小五郎という名前の方が知られている。愛人の芸者・幾松、後の夫人松子との京都での潜伏劇は有名だ。
- 江戸の神道無念流の斉藤弥九郎道場の塾頭をつとめるほどの剣のの達人であったが、「兵は凶器」という師匠の教えを守り、生涯で一度も人を切らなかった。
- 西郷、大久保と並んで維新の三傑と呼ばれた。その西郷軍が木戸の立てた作戦で退却を余儀なくされた時に、すでに昏睡状態であった木戸は突然「西郷、もう大抵にせんか」というこの言葉を叫んだ。西郷が斃れ、木戸が亡くなり、そして大久保が暗殺される。そして明治維新の第二幕が開く。