野口悠紀雄「話すだけで書ける 究極の文章法」(講談社)を読了。
- 作者: 野口悠紀雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/05/20
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (2件) を見る
私も出張先でブログを書くときにやっている。楽に書ける。
さすが野口先生、速いなあ。
- セマンティック検索
- 音声入力で下書きを準備し、メモをGmailで自分宛に送りPCで処理。
- Googleドキュメントにアイフォンで音声入力。
- テキストエディタ。Grep検索。
- アイフォンの付属アプリで写真も使える。
- 150字10個でまとまり。5分。
- 1時間10枚。8時間で40枚。10日で本1冊分。
- 1時間の散歩でアイデア。
- Hey Siri
- Dragon Dictation(無料。正確)。Anfasoft(1080円。外国語翻訳。高度)。音声認識メールクラウド(120円、高度)
−−−−−−−−−−−−−−−−
オーディブルで講演を聴く。
「名言との対話」5月27日。小栗上野介。
- 「売物になるにも、土蔵付売屋となるはよいではないか」
- 1868年に江戸城大会議において主戦論を展開し、役職のすべてを免ぜられ隠退。知行国である権太村東善寺に落ち着く。東山道先鋒総督府が追悼令を発し、捕縛され、5月27日斬首される。享年42歳。安中榛名の東善寺に幕末の徳川幕府で勝海舟と並んでニ傑と称された小栗上野介(1827-1868年)の墓と資料館がある。斬首の地に建つ顕彰慰霊碑の碑文には「偉人小栗上野介 罪なくして此所に斬らる」と記されている。
- 小栗の最大の業績と言われているのは、「徳川幕府軍のフランス式改良。その指導にあたるフランスからの指導教官の招聘。横須賀造船所の建設」である。横須賀造船所は、「仮に幕府が倒れても、新しい持ち主は「土蔵付き売家を買ったことになる」と小栗は言った。日本へのプレゼントである。明治政府時代には小栗の評価は低かったが、造船と修理にあたった横須賀製鉄所建設の功績は大きく、司馬遼太郎は小栗を「明治の父」と記している。大隈重信が後年、「明治政府の近代化政策は、小栗忠順の模倣にすぎない」と発言したほどの人物だった。
- 幕府を代表する傑物、4歳上の勝海舟と小栗上野介はライバルだった。小栗を登用したのは井伊直弼で、小栗が最後に仕えたのは徳川慶喜である。
- 小栗は「お役替わり70数度」と言われるほど、人事異動が多かった。能力の高いマルチ人間だった。外務大臣、大蔵大臣(4度)、陸軍大臣、海軍大臣、東京都知事、、、、。与えられた状況の中で精一杯力を尽くし、沈みゆく船を必死に持ちこたえさせようとする頑固で優秀な行政官僚の姿は清々しい。
- 小栗の目には徳川幕府の先の新しい国家の動向も見えていた。日本という国家の近代化の役に立てば本望だったのであろう。ここで言う「土蔵」とは横須賀造船所だった。
−−−−−−−−
オバマ大統領が広島訪問。
−−−−−−−−−−−−−−−