九段サテライトで外部と内部の二つの会議。

5月も今日で終わり。
ヨガは8ヶ月続いている。
今日は8時20分から1時間。
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今日のオーディブル。
司馬遼太郎「逃げの小五郎」。
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「名言との対話」5月31日。木村伊兵衛

  • 「写真っていうのはねぇ。いい被写体が来たっ、て思ってからカメラ向けたらもう遅いんですよ。その場の空気に自分が溶け込めば、二、三秒前に来るのがわかるんですよ。その二、三秒のあいだに絞りと、シャッタースピード、距離なんかを合わせておくんです。それで撮るんですよ。」
    • 1901年12月12日 - 1974年5月31日。20世紀に活動した日本の写真家。戦前・戦後を通じて活動した日本を代表する著名な写真家の一人。報道・宣伝写真やストリートスナップポートレート、舞台写真などさまざまなジャンルにおいて数多くの傑作を残している。特に同時代を生きた写真家、土門拳とはリアリズム写真において双璧をなす。以下、写真家の言葉を拾ってみる。
    • 土門拳「スランプを打開するには、新鮮な今までとはちがった、新しい刺激を得るよりしようがない」「被写体に対峙し、ぼくの視点から相手を睨みつけ、そしてときには語りかけながら被写体がぼくを睨みつけてくる視点をさぐる。そして火花が散るというか二つの視点がぶつかった時がシャッターチャンスである。パシャリとシャッターを切り、その視点をたぐり寄せながら前へ前へとシャッターを切って迫っていくわけである」
    • 篠山紀信「ハッと感じたら、グッと寄って、バチバチ撮れ!」
    • 白川義員「我々が住んでいる世界は、知れた栗粒。その栗粒が、鮮烈荘厳で神秘に満ちて、こんなに素晴らしい栗粒ってことを知っている人間が、この世に何人いるんだろう。」
    • 岡田紅陽「一度でいいから会心の一枚を撮ってみたい」
    • ライバルの土門は被写体との対決で火花が散るときがシャッターチャンスという。数秒先の近未来の被写体の瞬間の姿が見えて、その気配を感じて準備して写真を撮るというのが木村伊兵衛の流儀だ。そういう写真撮影の機微を篠山は「ハッと感じたら、グッと寄って、バチバチ撮れ!」と端的に言っているようにみえる。