「邪馬台」2016年夏号−−「読書悠々」

「邪馬台」2016年夏号が届いた。

2016年秋号は「創刊50周年記念号」となり、通巻200号。
さて、何を書こうか。
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9月に自分史活用推進協議会の自分史フェスティバル2016が行われる。
場所は日本橋三越本店。
そこでワークショップ形式のレクチャーを頼まれたので、内容を考える。

  • 講座のタイトル:人生鳥瞰図で見つける遅咲き人生
  • 講座内容:少子高齢社会とは長寿社会のことです。それは「遅咲き」の時代です。これからは70代、80代、90代という人生後半の人々の中から、様々な分野でスターが生まれてくるでしょう。遅咲きの偉人を参考に、あなたの「人生鳥瞰図」を描きませんか?  過去と現在を一望し、見えてくる未来の自分の姿をイメージしましょう。

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「名言との対話」6月19日。竹下登

  • 「汗は自分でかきましょう。手柄は人にあげましょう。そしてその場で忘れましょう」
    • 竹下登は、1924年生れ。早稲田を出て中学校教員を経て、27歳で島根県議会議員に当選。34歳、自民党から衆議院議員。39歳、通産政務次官。40歳、佐藤内閣の官房副長官。47歳、佐藤内閣の官房長官。50歳、田中内閣の官房長官。55歳、大平内閣の大蔵大臣。58歳、中曽根内閣の大蔵大臣。60歳、創政会会長。62歳、経世会会長、自民党幹事長。63歳、総理大臣。65歳、総辞職。76歳、引退、死去。大勲位菊花大綬章。
    • 竹下の回顧録を読んだことがあるが、竹下には、うなるような語録がない。それが特徴のようだ。「ハーモナイゼーションもガバナビリティの一つだ。」と言う。やはり、筋金入りの調整型で総理まで登りつめた人だ。
    • 自分で汗をかいて人に手柄をあげてすぐに忘れる。これを長い間、実践してきた。それが竹下の流儀だ。なかなかできるものではない。竹下の偉さはそれに徹したことである。