日本高等教育評価機構の「評価充実協議会」に出席

永六輔さんが亡くなった。
私の母が中国の青島で幼なじみだった中村八大さんの親友の永さんとは、JALの広報部時代に親しくさせてもらった。宮城大にも講演で来ていただいたことがある。
率直で人なつっこい素晴らしい方だった。ご冥福を祈ります。

「名言との対話」。7月13日。森嶋通夫

  • 「人口の量と質が決まれば、それを使ってどのような経済を営めるかを考えることができる。重要なのは経済学ではなく、教育学である。」
    • 森嶋 通夫(もりしま みちお、1923年7月18日 - 2004年7月13日)は経済学者。大阪府生まれ。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスLSE)名誉教授・元LSE Sir John Hicks Professor。大阪大学名誉教授。 イギリス学士院会員。
    • 森嶋通夫は1923年生れで、1976年に53歳で文化勲章を受章していることからわかるように出色の経済学者だった。ロンドンにいる森嶋が1977年に出した「イギリスと日本--その教育と経済」という著書は話題になった。私もロンドン駐在中の1978年頃に接触したことがあることを思いだした。
    • 「戦後教育は価値判断を避けて知識を詰め込んだ。結果として価値判断を行う能力を失い、意志決定力も弱くなった。2050年の土台である人間は劣化しているだろうから日本は頂点から崩れていく可能性が高い。」
    • 東北アジア共同体の提言。これができないと日本は没落する。政治的イノベーション。日本、中国、朝鮮半島、台湾、琉球。中国を6ブロック、朝鮮半島と日本はそれぞれ2ブロックづつ、首都は独立した琉球(沖縄)。」
    • 「和魂洋才の和魂の中心は神国思想。神国思想の占めていた場所は真空状態。不吉な方向に発展する可能性は残る。日本精神を充てんした西欧並みの強国は大きな脅威となる。」
    • 組織や集団を構成する人間の「量と質」が決まれば、どのような経済を営むかという経営戦略が決まる。重要なのは人間をつくる教育である。