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「シン・ゴジラ」

話題の映画「シン・ゴジラ」を観る。

久しぶりに、大型の優れた日本映画を観た。
スケールが壮大で、CGを駆使した映像がリアルで、そしてテンポが速く、あっという間の2時間だった。
エヴァンゲリヲン」を指揮した庵野秀明が脚本・編集・総監督をつとめた作品。日本を代表する空想特撮作品。

この映画の最後に関係者の名前が映し出されるが、CGやコンピュータ技術を持つ人々、行政、関係省庁、という巨大なチームでこの作品が成り立っていることがわかった。日本の空想特撮映画の分野の今後が楽しみだ。
野村萬斎の名前があったが画面には登場していなかった。もしかしたらシン・ゴジラの動作を担当したのか。

「太平洋戦争」「原爆実験廃棄物」「3・11」「国家緊急事態」「希望的観測」「米国の属国と傀儡」「東京への原爆投下」「御用学者の実態」「人物のモデル」「都内各所の映像」「首相官邸」「進化が頂点に達した静物」「核溶炉を持つ生物」「ヤシオリ作戦」「八岐大蛇」「自衛隊の防衛出動」「国連の実態」「放射能汚染」「総理補佐官と内閣官房副長官」「トップ体制の消滅」「首都直下地震」「原点回帰」「「出処進退」「野心と使命感」、、、、。

この作品には権力闘争や恋愛はなく、スッキリしている。
買ったパンフレットには、普通は作品の意図などが監督などによって説明されるが、この映画のパンフにはそういうものは全くない。観た人に任せているのだろう。
戦後日本と、現在・近未来を考えさせる優れた作品。
もう一度、この映画をじっくり観たい。
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「名言との対話」8月20日。細川幽斎

  • 「物の成る人、朝起きや身を働かせ小食に灸をたやさず。物の成らぬ人、夜遊びや朝寝昼寝に遊山好き引っ込み思案油断不根気。」
    • 細川幽斎は、足利義輝足利義昭に仕えた。次に織田信長豊臣秀吉、そして徳川家康に重用されて、肥後細川家の礎となった。数奇な人生を生き抜いた人である。剣術等の武芸百般、和歌・茶道・連歌・蹴鞠等の文芸を修め、さらには囲碁・料理・猿楽などにも造詣が深く、当代随一の教養人でもあった。妻はガラシャ夫人。
    • 子孫である細川護煕総理は、「内訟録−−細川護煕総理大臣日記」にこう記している。「幽斎は常に中庸を行った。中庸とは右と左の中間ということではなくて、大道を行くということなのですが、それははやはり歴史感覚から生まれるものですね。」
    • 足利幕府、織田政権、豊臣政権、徳川幕府と、変転きわまりない時代に、権力の趨勢と変転を見極めて、生き抜いたこの不世出の人物が、冒頭の言葉を言ったと新渡戸稲造の本にある。この「物のなる人・ならぬ人」も、「中庸という大道」という生き方といい、意外なことだが権謀術数の人というより、至誠の人というべきか。
    • 物の成らぬ人として例示されている行動や心根は、自己を顧みて改めて反省!