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多摩大・大学院説明会「寺島実郎」「田坂広志」の講演--中年の危機をどう克服するか

寺島さんの講演を聴きながら、自分の「中年の危機」について考えた。

寺島さんと知り合ったきっかけは知研の本作りの活動だった。仕事ではJALの客室本部業務部(労務)時代だ。その後、広報、経営企画の仕事をしながら40代半ば過ぎに宮城大学の教授に転身し、2008年に多摩大へ。2008年は日本の人口が1.28億人でピークの年。

この間、2005年から「人物記念館の旅」を始めた。2010年には「遅咲き偉人伝」を出版して形になった。強いていえばこの5年間が中年の危機だったか。

「図解コミュニケーション」という武器で時代を斬ってきたが、自分にとってはわかりきったことだったのでややマンネリ感はあったのかも知れない。人物記念館の旅からは、日本近代の偉人たちの息吹とオーラを浴び、もう一つのライフワークを手にした感がある。

図解から「図解と人物」に脱皮しながら展開していったともいえる。今年から著作活動ももう一度活性化させていきたい。

 

「名言との対話」。1月28日。小松左京「SFとは思考実験である。SFとはホラ話である。SFとは文明論である。SFとは哲学である。SFとは歴史である。SFとは落語である。SFとは音楽である。SFとは怪談である。SFとは芸術である。SFとは地図である。SFとはフィールドノートである」

小松 左京(こまつ さきょう、1931年昭和6年)1月28日 - 2011年平成23年)7月26日)は、日本小説家

星新一筒井康隆と共に「御三家」と呼ばれる、日本SF界を代表するSF作家1970年日本万国博覧会でテーマ館サブ・プロデューサー、1990年国際花と緑の博覧会の総合プロデューサーとしても知られる。宇宙開発の振興を目的とした啓蒙活動にも力を入れ、宇宙作家クラブの提唱者で顧問を務めるなど、執筆以外の活動を幅広いジャンルに対して行っていた。

1973年に発表された小松左京日本沈没」は上下巻あわせて400万部を超える空前のベストセラーになった。同じ年に公開された映画も記録的なヒットとなった。あるとき、「小松左京が第二部を考えている。それは世界各国で難民となった日本人の苦難の物語だ。これが本編である」と語っていたのを思いだす。その後「あまりに大きいテーマであり書けない」と発言していたが、33年後の2006年7月に続編小説「日本沈没 第二部」(小学館)が上梓された。小松左京谷甲州の合作である。

2006年版封切り2日目に映画「日本沈没」を観た。夜9時20分からの映画を観たのだが、ほぼ満席だった。若い人も多かったし、昔観たと思われる中年夫婦も多かった。直感とイマジネーションを信条とする科学者田所雄介(確か原作のモデルは梅棹忠夫)も登場する。

「年代を超えた人のつながりをもっと強くして、知らないことやおもしろいこと、人間にとって大切なことに接するようにしないと、私たちの世代は子供たちの好奇心には追いつけません。」

小松左京はSFですべてを学び、SFの中にすべてを盛り込んだ。それが冒頭の言葉の意味だろう。ある分野において突出した業績をあげる人は、こういう言辞を吐くことが多い。自分のテーマを掘り切った人は地下の豊かな水脈と通じる。水脈はすべての道とつながっている。こういうことを実感できるまで掘り進むしかない。

 

「副学長日誌・志塾の風170128」

大学院説明会(品川)。200名を超える盛況。

  • 寺島学長:経営とは時代認識。激流の中で平衡感覚を保つ。知の再武装。中年の危機。何を為すべきか。挫折と迷い。日本近代史の偉人達は「使命感と出会い」によって乗り切っている。1980年からの7年間文章が書けなくなった。中央公論「我ら戦後世代の坂の上の雲」からイランのホメイニ革命、、。(32歳から39歳)。「中東・エネルギー・地政学」はこの期間の体験。脱皮、モルティング。文献研究とフィールドワーク。歴史認識の中で考える。どう生きるか。課題解決力。日本の貧困化と中間層の没落。内向の時代、しかしどこかで頑張らねば。トビラを叩け。
  • 徳岡研究科長の説明:41歳で転職、、。
  • 田坂教授:会社勤めには満足していたが、それでいいのだろうか。40歳で(株)日本総研の立ち上げに参画。そこから可能性が開けてきた。人生を拓く。欧米MBAは操作主義、ばかげた資本主義。日本型経営論がまとも。7つの知性をバランスよく身につけよ。「深い思想」「未来のビジョン」「高き志」「大胆な戦略」「創造的な戦術」「高度な技術」「人間力」。専門知識と論理思考はAIで無価値に。心構え。面構え。固有名詞。直感力・感性・感覚。言葉で表せるのが知識。経験知が知恵。プロとしての高度な能力があれば大丈夫、それは企画力、アイデア人間力を磨き続ける。大いなるもの。天。、、。
  • 19時から南大沢で杉田先生と月曜日の理事長報告の打ち合わせ。