いすゞ自動車で講演:「情報の『鳥瞰図絵師』になれ」--「目からウロコ」が多数

藤沢のいすゞ自動車にて講演。1万人近い社員がいるいすゞ自動車の本部。

2003年のVE全国大会での私の講演を覚えてくれていて、要請があったものだ。

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 第一部の自主VE(バリューエンジニアリング)活動報告会から参加。

 着実な業務改善活動が根付いている。現場の意欲・知識水準の高さが強みになっているとの印象。とても勉強になった。

 

第二部の私の講演タイトルは「情報の『鳥瞰図絵師』になれ」。

200名近い方々が受講。熱心にきいていただいた。

都築常務から最後の挨拶をいただく。「VEへの批判も。描きながら考えてまとめていく、、」

 

終了後は、割烹かわはらで、主催者たちと懇親会。

原価企画部の杉本部長、荻原次長、足立シニアエキスパートらと楽しく語り合う。

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以下、アンケート全文。担当の安藤さん、早速の書き起こし、ありがとうございました。午前2時58分に着信。「目からウロコ」が多数。

・目からウロコです。先生の言うことは、全て当てはまって怖いくらいでした。帰ったら自分の仕事を図にしたいと思います。

・言葉を読むより図にして説明する方が判りやすい。但し、それを作るのは慣れないと難しい(考えないと)生産ラインの問題点を見つけるのに細かい点から見るよりまず全体を見て、その動き見ろと言われたことを思い出した。まずは全体を見て仕分ける力をつけたい。

・図解することで、思考力の向上や問題解決がはかれることが理解できました。

・簡潔に箇条書きすることが良いと思っていましたが、大きさ、順番、重なりが判らないとの話に納得。早速、活用してみようと思います。

・図解コミュニケーションは有意義なお話でした。会社的な教育に取り入れて頂きたいと思います。

・仕事を多量にこなす中で、視野がかなり狭くなっているように思えました。鳥の目、図で考えることを意識し、自分が考える力を鍛えていこうと思える良い講演でした。

・目からウロコです。ありがとうございました。

・図解で整理する、考える力の欠如と身に染みるような内容でした。

・図解の有効性もグローバルに展開できるツールだということが発見だった。今回の講演はもっと全社的に展開すべきと感じた。

・キーワードの大きさ、順番、関係を図解にすることの有効性が良くわかった。この考え方、図解の活用は、慣れていない私にとっては簡単なことではないが、日々の業務に取り入れたい。

・図解を実施し、考える癖をつけ、仕事を進めたいと感じた。

・非常に良い内容でした。今後の業務、物の考え方に役立てたいです。

・絵にすれば一目で判るが、その絵は考えなければ描けないので考える大切さを感じた。

・箇条書きは駄目と言われ、今までの資料を思い返すと全てダメだと笑えた。優先順位も事の大小も確かに明確にできていと反省しました。

・目からウロコの講義でした。図解を使って自分の業務を整理していく癖をつけていきます。

・図解コミュニケーションを実践します。

・これからの図解の勉強をしたいと感じた。

・図を書くことの大切さを知り、考える力を養うためにも、今後の業務で実践していきたい。今後もこのような講演に参加し、自らの業務について考える機会を積極的に得ようと思う。

・何をしたいのかを図で説明したら部下(若手)にもすぐ理解できると思った。また若手にも図を書かせてみたいと思う。

・色々考えさせられた。メモを図解にして整理する。講演時間をもっと長くしてもらいたい。

・文章は誤魔化しがきくが、箇条書きはなぜダメなのかを判りやすく教えていただいたのが良かったです。図解の能力を鍛えていきたいと思いました。

・大変ためになる話でした。考える力をつけるたびに図解を活用していきたいです。

・考えるということは、理解、疑問、反論の3つ、図解で繋がらないところが疑問点など納得した。

・大変参考になりました。自分の仕事を図解することから始めたいと思う。

・図解コミュニケーションをぜひ実施したい、目からウロコでした。

・とても参考になりました。図解にする能力を上げるポイントが知りたかったです。

・目からウロコでした。早速図解を実践したいと思います。

・目からウロコのレクチャーでした。もっと多くの社員に展開してください。私は部内に展開します。

・部下とのコミュニケーションに図解を取り入れ、またグループ戦略図を作成したいと感じた。

・大変参考になる講演でした。箇条書きは全体像が見えると思っていたけど実はそうではないというのは、目からウロコでした。他の本も色々読んでみたいと思います。

・図というツールを使いながら考える必要性を感じました。課題の整理に実施します。

・とても興味深い話で、時間が経つのが早く感じた。早速明日から図解で考えてみる。

・図を書くと関係を考えるは、心に響きました。図で考えるは早速実行します。

・図解の必要性が判り、ぜひ身につけたいと思った。ありがとうございました。

・新たな学びがありました。今後の業務で活用し図により相手の理解を引き出しチームの能力を向上させます。もう少し時間をとって頂けると良かったです。ぜひ本を読んでみます。

・仕事を鳥瞰する、図解するとは、どういうことか疑問だったが、講演を聞いて理解しました。仕事を進める上で、相手とどうコミュニケーションを取っていくか、もっと深く考えてみようと思った。

・自分にとって大変良い刺激を受けた。今後も定期的な講演をお願いしたい。

・今までの思考回路とは真逆な講演となり、鋭い刺激を頂きました。

・図にすると理解しやすく、自然とかが得るところは、大変興味深いお話でした。文章で伝えることが常態化しているが、伝わっているのか判りません。本日の話を有効に活用したいと思います。

・図解を仕事で使ってみようと思います。

・図を書いてコミュニケーションをする考えがあまりなかった。確かに言葉が通じない外国人とは図を通じてコミュニケーションする方が通じると思うが相手が日本人でも同じなので心がける。

・自分が現状行っている仕事に対し、周りと関係付けることは非常に重要と感じた。若いうちから意識して自分の位置を考えていこうと思う。

・図は頭に残るが、文章は残らない(最近特に感じている)。まず、図にして理解してみる。とても参考になりました。ありがとうございました。

・早速実践してみる。まずは図を書いて睨みながら思考するところから始めてみる。

・まずは講演の報告書を図にしてみる。次に自分の仕事を図にする。講演ありがとうございました。

・箇条書きを多用して資料を作成してきたが、様々なことが表現できていないことを今回の講演で学べた。今まで文章で書いていた資料にも図を取り入れたい。

・豊富な経験に裏付けられた話は非常にすんなり聴け実際に使ってみたいと思った。考えるきっかけをつかめたことが、有益だったと思う。

・図にすると自分が深く理解でき、一目で見て判り易いのが判った。

・全体像を図にする重要さと、議事録を図にすることは、興味深く思った。

・図解することで新たな気づきが生まれることを感じた。考えることが楽しくなるかもしれない。

・日頃から伝えるために大切なことは何かを考えて、仕事を進めていきたい。

・図を活用した説明、コミュニケーションは実際に使っていますが、その時々の単発で終了することが多いです。進化するとの事例があり興味深かったです。表現方法をもっと知りたい。

・全ての思考を図で書く事は難しいが、先のことや難題に直面した時に、この考え方に沿って思考、説明して見たいと思った。

・新しい考え方を具体例を交えて講演を頂き、新たな発見ができました。

・図で描くことの重要性を再認識できたと同時になかなか難しい。考えることについて考える機会になった。

・外部の方の講演を聞けるのは貴重で、内容も興味深く、ぜひまたこのような機会を作ってもらいたい。

・図にすることで頭の整理ができ伝わりやすいことが判った。

・図解コミュニケーションをもう少し深く学ぼうと思った。

・図解の必要性は、理解するために必要なことが判った。図解には考える力が必要だと判り、また人に正しく伝えるには、図解が一番と思った。

・図解コミュニケーションに興味をもった。もう少し深く学んでいきたいと思う。

・非常に判りやすかったと同時に難しさも感じた。資料は常に箇条書きなので意識して実践しないといけないと思った。

・図で考えることの大切さに気づいた。せっかくの機会なので、今回学んだことを実践してみる。

 

「名言との対話」2月14日。小林正樹「将来の事は東京の地を踏んでから、ただただ先生の学規にそくした生活に一生をささげる覚悟で居ります」

小林 正樹(こばやし まさき、1916年2月14日 - 1996年10月4日)は日本の映画監督

31歳から木下恵介監督について助監督をつとめる。1952年、36歳で「息子の青春」で監督デビュー。その後は、「日本の青春」「壁あつき部屋」「切腹」「上意討ち」「怪談」「人間の条件」「東京裁判」「化石」「燃える秋」「食卓のない家」など名作をつくり、1991年のカンヌ国際映画祭ではチャプリンと並んで世界10大監督に選ばれる。小林は生涯で22本の作品を残した。寡作であった。

冒頭の学規とは、会津八一が弟子と認めた人にだけ書きおくる書である。「1。ふかくこの生を愛すべし 1.かへりみて己を知るべし 1.学芸を以て性を養うべし 1.日日新面目あるべし」小林はこの学規を座右の銘として、深く心に刻み、学規に恥じない映画を創ろうと歩んだのである。

会津八一の教えを自身の美意識の根幹とし、「敦煌」をつくった。1996年、小林は監修者として「会津八一の世界 奈良の仏たち」の制作を開始する。この作品は10月13日、NHKハイビジョンで放送される。しかし、小林は10月4日に自宅で永眠していて、作品を味わうことはできなかった。

また、又従姉でありお世話になった田中絹代の晩年の面倒をみて、田中絹代賞」の実現や記念館(下関)の設立にも力を尽くしている。

小林正樹は若くして私淑する師の至言に影響を受け、その精神をまもり、自己を表現する映画監督という仕事にそれを活かし、毎日を新たな気持ちで過ごしたのであろう。