大学院教員情報交換会

「副学長日誌・志塾の風170307」

多摩キャンパス

  • 研究室:近藤秘書
  • 高野課長:情報交換

品川キャンパス

  • 野原さん:「青春記」「万葉歌の世界」を手交
  • 大学院教員情報交換会
  1. 徳岡研究科長:大学院の現況:中年の危機。知の再武装。イノベーターシップ。修士号730名。博士号11名。90人の講師陣と83講座。立地とネットワーク。定員必達。VOICE。私から秋の「立志人物論」の説明を少々。

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  1. 千葉大の小林正弥教授の講演「対話力」:福祉型正義論(ベンサム)「全員の幸福の最大化という功利主義:。自由型正義論(ロック)「自然権による社会契約論」。今日の自由型正義論「リバタリアニズム(自由原理主義サッチャー・ッレーガン共和党)とリベラリズム福祉国家・1970年以降。民主党)」。美徳型正義論「共通善。コミュニタリアニズム」。ソクラテス的対話「人間はどう生きるべきか。問答法。無知の智」。プラトン的叡智「イデア。理想主義。哲人王」。アリストテレス的目的論「自己実現」。自己実現「究極目的=善き幸福=深い幸福。総合的幸福=内的禅+外的善」。アリストテレスの美徳論「倫理的美徳は中庸。智的美徳は賢慮・叡智」。中庸「感情の制御とマナー。勇気・節制・温厚・気前・度量・高邁・名誉心」。賢慮「実践的智恵(フローシネス)。習慣。理智的手段選択」。最高の幸福「観照(テオーリア:俯瞰的思考)。俯瞰。全体」。公共的幸福「共通善」。ヘーゲル弁証法による共通善。世界史は自由理念の自己展開」。ジレンマの解決「賢慮による中庸判断。質の良い決定。時間軸と空間軸」。叡智によるイノベーション「ひらめきの叡智」。功利主義的リーダーシップ「最大幸福」。リバタリアンリーダーシップ「個人の進取の気風」。リベラルリーダーシップ「公平」。コミュタリアンリーダーシップ「奉仕とチーム」。美徳型リーダーシップ(目的論的)「善。奉仕。人格」。美徳型リーダーシップ(対話型)「共。熟議。連帯感」。リーダー「智的美徳・倫理的美徳・対話力。時代感覚(先見)と空間感覚(グローカル)」。リーダーの教養「イデアの観照(理想を俯瞰)。理論的知識+実務的知識+経験的実践」。リーダーの育成(ジェネラッリスト)「マスターサイエンス(棟梁の学)。個人的・家庭的・政治的賢慮。統括的智恵のジェネラリスト」

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  1. 懇親会:本日の講師の小林先生「価値観と共通善」。佐藤特任教授から入試関係の話。客員の楠田先生(株VRC)、栗山先生(株アンテカニス)、吉松先生(丸の内ブランドフォーラム)、諏訪先生(ワクコンサルティング株)名刺交換。

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「名言との対話」3月6日。ミケランジェロ「最大の危険は、目標が高すぎて、達成出来ないことではない。目標が低すぎて、その低い目標を、達成してしまうことだ」

ミケランジェロ・ディ・ロドヴィーコ・ブオナローティ・シモーニ: Michelangelo di Lodovico Buonarroti Simoni[1]1475年3月6日 - 1564年2月18日)は、イタリア盛期ルネサンス期彫刻家画家建築家詩人西洋美術史上のあらゆる分野に、大きな影響を与えた芸術家である。ミケランジェロ自身が本業と考えていた彫刻分野以外の作品は決して多くはないにもかかわらず、様々な分野で優れた芸術作品を残したその多才さから、レオナルド・ダ・ヴィンチと同じく、ルネサンス期の典型的な「万能(の)人」と呼ばれる。

15歳から89歳まで芸術を創造し続けた天才。彫刻家、建築家、画家、詩人。本人は「彫刻家」だと名乗っていた。深い教養と並はずれた洞察力をもって、構想に具体的な説得力あるかたちを与えた。人間の肉体は神が与えたもっとも美しい創造物であると信じていた。彫刻も絵画も「像をつくる」ことが目的であると述べていた。実際につくったものの大半は、人物の単独像や群像である。この人はまた手紙における模範的名文家でもあった。また多数の助手を統率する能力にも長けていた。

人づきあいを避け質素な生活を送り、孤独を好み生涯独身だった。この多作の天才は手紙で「貧乏と戦い、・・・・多くの悩みの中で一人孤独で・・・あまりに悩みが多いたに、芸術を作るよりそちらの方にとらわれています」と語ってもいる。自分自身は肖像に描かれることは好まなかった。

目標が高すぎることは悪くない。なぜなら達成が難しいからだ。目標が低すぎるのは危険だ。やすやすと達成してしまうからだ。万低すぎず、高すぎない目標、そういうレベルの目標を設定することだ。低い目標を掲げるのは最も危険である。万能の人の仕事論がここにある。