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多摩大インターネット放送局「T-Studio『名言との対話』:第14回は「水木しげる」。第15回は「花森安治」。

T-Studioの「久恒啓一の『名言との対話』」。

NHK朝の連続テレビ小説の主役級の二人を取り上げた。

第14回「水木しげる」:妖怪漫画の第一人者。太平洋戦争時、激戦地ラバウルで爆撃を受け、左腕を失う。おおらかに、好きな漫画の道で一生を食いきった。

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第15回「花森安治」:戦後の日本女性の暮らしを変えた「暮らしの手帖」の名編集長。

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「副学長日誌・志塾の風」170310

  • T=Studioで橘川さんと「トレンドウオッチャー」の収録:日本未来学会などの話題で30分。
  • 中庭先生:来期の就職についての意見交換。「事業構想論」のまとめの冊子、これはよくできている。
  • バートル先生:大学院の入試体制
  • 高野課長:資料「私立大学全国改革ランキング2016」が完成。「多摩大学:全国1位」のPR資料、この資料1枚をあらゆる場面で使っていこう。
  • 来年度の名刺の発注

 

「名言との対話」3月10日。石井桃子「五歳の人間には五歳なりの、十歳の人間には十歳なりの重大問題があります。それをとらえて人生のドラマをくみたてること、それが児童文学の問題です」

石井 桃子(いしい ももこ、1907年3月10日 - 2008年4月2日)は、日本の児童文学作家翻訳家。数々の欧米の児童文学の翻訳を手がける一方、絵本児童文学作品の創作も行い、日本の児童文学普及に貢献した。

児童文学の第一人者であるが、本人の名前は知らなくても、この人のつくった本を見ていない人はいないだろう。児童文学では作者は読む子どもにとっては関心はない。「ノンちゃん雲にのる」「熊のプーさん」「「うさこちゃんとうみ」など編集、翻訳、創作した児童向けの本は生涯で300冊ほどになる。

30才前後から100才まで、実に70年間にわたって間断なく本を出し続けているのだ。90才を超えて「熊のプーさん」の作者、A・Aミルトンの自伝の全訳にとりかかり、5年をかけて2003年に「ミルトン自伝 今からでは遅すぎる」を96才で完遂する。次にエレーナ・エスティスの「百まいのきもの」の全面と改訂に着手し、2006年に刊行。このとき99才!

企画展では「こどもの目でおとなの技倆でその人はそれを書きはじめる」という本人の言葉にも出会った。架空の世界を現実と思わせる論理と表現力がなければ児童文学には取り組めない。そして、人は児童という人生の初めにも、それぞれの問題を抱えているのだ。そういうやさしい、やわらかい目線を生涯にわたって維持し、ドラマを組み立て続ける。100年を生きた石井桃子は、作家・創作者、翻訳者、エッセイスト・評論家、読書運動家、編集者と5つの顔があるが、その対象はすべて子どもだった。実に見事な人生だ。