「トレンド・ウオッチャー第8回」。日経新聞に「偉人の命日366名言集」の広告。

2017年の「夏の計画」を練る。「邪馬台」。母の卒寿の会。新潟。岡山。読書。、、。

 

日本経済新聞に広告。

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 「副学長日誌・志塾の風」170723

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  「名言との対話」7月23日。幸田露伴「福を惜しむ人はけだし福を保つを得ん、能く福を分かつ人はけだし福を致すを得ん、福を植うる人に至っては即ち福を造るのである。植福なる哉、植福なる哉」

 幸田 露伴(こうだ ろはん、1867年8月22日慶応3年7月23日) - 1947年昭和22年)7月30日)は、日本小説家。。第1回文化勲章受章者。

代表作は『五重塔』ということになっているが、『努力論』もいい。 文豪・幸田露伴の厚みのある人生論で、努力論というより日本を代表する幸福論だ。運命。人力。自己革新。努力。修学。資質。四季。疾病。気。こういうキーワードで事細かく生き方を論じた名著であり、首肯するところが多い。

・努力は人生の最大最善なる尊いものである。 

・「努力して努力する」----これは真によいものとは言えない。「努力を忘れて努力する」--これこそが真によいものである。

 ・凡庸の人でも最狭の範囲に最高の処を求むるならば、その人はけだし比較的に成功しやすい。

  京都帝国大学文科大学初代学長の狩野亨吉に、東洋史講座の内藤湖南と一緒に国文学講座の講師に請われているが、わずか1年で退官している。また 斎藤茂吉が尊敬していたのは、森鴎外幸田露伴であり、この二人だけは「先生」と呼んでいたというから、独学で到達した文学者としての力量はやはり群を抜いていたのだろう。

「天地は広大、古今は悠久。内からみると、人の心は一切を容れて余りあるから人ほど大なるものはない。外からみると、大海の一滴、大空の一塵、、、。」こういう世界観の中で露伴は、「幸福三説」を主張する。

惜福。分福。植福、これを三福という。惜福とは、福を使い尽くし取り尽くしてしまわぬをいう。分福とは、自己と同様の幸福を分かち与えることをいう。人の上となり衆を率いる人が分福の工夫をしなければ、大なる福を招くことはできない。植福とは、人世の慶福を増進長育する行為である。

最後に「植福哉、植福哉」と言っているように、幸福三説の中でもっとも大事なのは植福だろう。正しい努力である精進を続ける事で、望ましい未来が創造できるという人生観が基底になっている。露伴の『努力論』の命名の意味はそこにある。将来の福を植える、幸福の種を播いておくこと。自己の福を植え、同時に社会の福を植える。そういう心がけでいきたいものだ。