この夏の人物記念館の訪問で、本格的に始めた2005年以来13年目で800館を達成した。
記念すべき節目は「土屋文明」。
土門拳
本間光丘
ベルツ
片岡鶴太郎
内田康夫(浅見光彦)
藤原啓
土屋文明800館目。
「副学長日誌・志塾の風」8月29日。
-川手総務課長:理事長面談日程等
-水嶋教務課長:学生配布の手帳
-小林先生:『何がベンチャーを急成長させるのか 経営チームのダイナミズム』(中央経済社)をいただく。渾身の著書。
-杉本係長:戦略会議打ち合わせ
-金先生:インターゼミのモンゴル調査(京都)。八王子コンソーシアムの講座。
-高野(滋)就職課長:新ルーム。キャリア、、。
-酒井主任:入試の状況
「名言との対話」8月29日。ジョン・ロック「 収入は、靴のようなものである。小さすぎれば、われわれを締めつけ、わずらわす。大きすぎれば、つまずきや踏み外しの原因となるのだ」
ジョン・ロック(John Locke、1632年8月29日 - 1704年10月28日)は、イギリスの哲学者。イギリス経験論の父と呼ばれ、主著『人間悟性論』(『人間知性論』)において経験論的認識論を体系化した。
自由主義的な政治思想はイギリスの名誉革命を理論的に正当化するものとなり、その中で示された社会契約や抵抗権についての考えはアメリカ独立宣言、フランス人権宣言に大きな影響を与えた。
ロックの権力分立論は各権の中で、立法権を持つ国会が最高の顕現を有すという君主の権限を制約するものであった。それは名誉革命に基づく穏健な立憲君主制を擁護する現実的な理論であった。これがのちにモンテスキューによる三権分立論にまで発展していく。
「いかなる人の知識も、その人の経験を超えるものではない。」
「われわれの知識は、すべて経験基づくものであり、知識は結局のところ経験から生ずるのである。」
以上の言葉も、理論よりも経験を重んずる思想が滲み出ている。「私は人の考えを最もよく知りたいときは、その人の行動を見ることにした」というジョン・ロックはやはり経験から智恵を汲む人であったようである。この経験主義は、イギリスという国の国柄を決めた感がある。
「美味とは食物そのものにあるのではなく、味わう舌にあるものである」という名言も面白い。味わう舌が問題だというのも、受け取る側の感覚が重視される。経験からいかに学ぶかも受け取る側の能力が問題となる。「経験論」は主体生がテーマだろう。そして「収入は靴と似ている」という比喩には膝を打つ。「身の丈」を重視せよということだ。ロックは、経験主義の人であった。