リレー講座は富士通総研の柯隆 先生の中国の話。尚美学園の前理事長の松田義幸先生の「世界遺産」のミニ講義。

リレー講座

始まる前に講師の柯 隆 (カリュウ)先生と懇談。

リレー講座:講師は富士通総研経済研究所主席研究員の柯 隆 (カリュウ)先生。

テーマ「中国と中国人を知る」。

・2018年は、明治維新150年。日本人は制度(思想・文化)を輸入した。日本固有のものと掛け合わせて近代化を実現した。

・2018年は、中国の改革開放40年。中国人(法・民主主義などの制度は輸入せず)は技術を輸入した。

・周金平など現在の中国指導者は文革世代(1966年)。農村への下放毛沢東への回帰。言論と情報の統制。社会主義市場経済。成長減速へ。10月18日に5年に1度の共産党大会。

中国経済は上向かない:投資・消費・輸出。過剰設備投資(インフラも)からソフト(システム)への投資へ。しかし弱い。輸出は人件費上昇でマイナス成長。消費は伸びて痔無い。個人消費は39%。社会保障の不備(年金なし)。大きな格差(富裕層は買わない)。

少子高齢化のスピードは日本以上。40年間の一人っ子政策による人口減少と男女バランスの崩壊(男118人・女100人。20歳以下では男が3000万人多い。結婚できない。社会が不安定化)。

・人件費上昇で高付加価値に挑む。イノベーションと技術。しかし応用研究のみで基礎研究をしてこなかった。コピー商品など知的財産権が保護されない。中進国から先進国への転換に成功したのは日本と韓国のみ。中進国の罠から脱出できるか?(現在1人8000ドル。2万ドルまでいくか?)。

・消費:フィンテック(電子金融)はネットショッピングやeコマースなど中国は発達し、小売の実店舗が潰れている。カード・小切手のアメリカやカード・現金の日本は発達していない。イノベーションや産業構造の変化が必要だ。

・政治:10月18日の共産党大会。次の世代の人事が焦点(8人中6人)。周金平のプーチン化の可能性(3期・4期)。選ばれ方は枢機卿が集まって決めるローマ法王の選ばれ方と似ている。相談役等が決める日本企業と同じ。

・文化:文化力を高めるには自由な環境が必要。映画・歌・絵画。

日中関係:中国人は日本にどんどんやってくる。政治がからむと日中関係は悪くなる。政治と距離を置いて民間レベルで交流を活発にすべきだ。

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11時から13時半は、最近まで尚美学園理事長・学長だった松田義幸先生が来訪され、弟子の杉田学部長、梅澤先生と一緒にお話を聞く。松田先生とはJAL広報部時代に面識がある。現在は東京小石川ロータリークラブの会長。嵐のような講義で大いにインスパイヤーされた。

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 ・石黒慶一理事。前原勝樹『ロータリー入門書』。平和の砦。ロータリーは世界有数のボランティア組織。「グレート・ブックス(古典)に学ぶ世界遺産」シンポ(11月9日)横浜)。グローカル人材。世界遺産無形文化遺産・創造都市ネットワークで、グローカル人材の学手教材はそろった。世界遺産プロジェクトは草の根「世界平和」運動。岡橋純子(聖心女子大准教授)。斉藤由佳子(食産業教育事業GEN代表)。生涯学習のテーマにする。森永エンゼル財団にテキストあり。犬塚潤一郎(『実践女子大教授)。今道友信(世界5指の哲学者)。近代国家は産業経済全体主義。格差から悲劇。湘南国際村国連大学案。教養は力だ。キリスト教は一瞬をどう生きるか。美と愛。フィレンツェ自体が教材。イギリスルネッサンスシェークスピアの理解のためいはカトリックが必要。プロテスタントの十字架にはキリストはいない、マリアもいない。教会から美術館が生まれた。日本はプロテスタントの影響が強い。今道友信(哲学者)。松浦晃一郎(ユネスコ事務局長)。創造都市ネットワーク(文学・映画・音楽・クラフト&フォークアート・デザイン・メディアアート・食文化(ガストロノミー)。伝統文化産業のルネッサンス化を。目利き。批評。普遍化。キリスト教の教えは肉の暴走を愛の技で防ぐ。ピーターパン。長崎のドロ神父。

・古典に動機づける。対訳で原典にあたる。イエズス会の神父の墓は日本にある。イフナチウス・ロヨラ上智大。学術博士は教養博士。これはビッグマーケット。GRは大地・土色。ジェロントロジーとは大地に戻るという意味。死を恐れるな、今を楽しめ、その結末がエロスの祝祭の町・ポンペイの崩壊。霊的生命がキリスト。天に還る。山折哲雄(死んだら何もない)。大地から生まれ大師に還る。キリスト教は天から天へ。帰天。昇天。肉の技にブレーキをかける。ミレーは祈り。ルオーは苦しむキリスト。「ソクラテスの弁明」。外山滋比古『近代読者論』国際俳句協会。佐藤和夫。JALこども俳句。シュリーマンのような人人生を送ろう。ラスカー賞。サンキスト。発見と解決。佐橋滋。浦達也。都市は世俗社会で悪魔の巣。聖書と自然。田園生活。キリストは奴隷の死の方法を選んだ。都市工学研究所。計量広告学。余暇研究。NIRA。GNH国民総生活時間。80年なら70万時間。余暇開発センター。佐高信キリスト教社会民主主義は共同体論者。メルケル。、、、、

 

 

『名言との対話」10月5日。大浜信泉「人の価値は、生まれた場所によって決まるものではない。いかに努力し、自分を磨くかによってきまるものである」

大濱 信泉(おおはま のぶもと、1891年10月5日 - 1976年2月13日)は、日本法学(専門は商法)・教育者。第7代早稲田大学総長(1954年 - 1966年)。沖縄県石垣島生まれ。

早稲田大学総長を12年つとめた。1966年に学生運動で辞任後は、沖縄国際海洋博覧会協会長・沖縄協会長・日本野球機構コミッショナーを歴任した。佐藤栄作首相の沖縄訪問の際には特別顧問となり、日米の政財界人や有識者ジャーナリストを動員して「核抜き本土並み」の本土返還を実現させる背景作りを担った。1965年4月に勲一等瑞宝章、1972年4月に勲一等旭日大綬章、没後勲一等旭日桐花大綬章を受章。1997年石垣市に大濱の顕彰施設、大濱信泉記念館が開館した。

小学生時代に、ナポレオンの伝記を読んで、地中海の離島コルシカ島に生まれた人物が、フランスの皇帝にまでなった話に感激する。沖縄師範ではラブレター事件で退学処分を受け、上京し早稲田大学を首席で卒業する。この人の名は日本野球機構コミッショナーとしての記憶があるのだが、実は沖縄返還の立役者だったのだ。沖縄の石垣島出身の自分を、コルシカ島出身のナポレオンというモデルを参考にして、努力を重ね、自分を磨き上げて、大きくはばたいた人である。人生におけるロールモデルの存在が人を鼓舞することを改めて教えてくれる。石垣島の記念館を訪ねなくてはならない。