リレー講座:寺島学長「「日本経済の現状---貧困化する中間層」

 

「副学長日誌・志塾の風」171026

授業評価で表彰の常連の趙先生の授業参観。新企画。30人ほどの「韓国語」の授業。参考になった。参観者は、小西先生、野坂先生、椎木先生、金先生、梅澤先生、志賀先生と私の7名。

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・ ユーモア、元気、アドリブ、楽しさ、大声、なごやか。

・韓国事情と日韓文化比較:嫁と姑。過酷な就職戦線。格差社会。テレビ番組の録画活用。

・人生論を随所に盛り込む。

・小テスト:人と解答の紹介。明るいつるし上げ。

・VOICE:先輩の(授業評価コメント)を総て紹介しながら説明。

 

 

・学長と打ち合わせ:人事。

・リレー講座:寺島学長「日本経済の現状---貧困化する中間層」。

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 トピックス1:衆院選:与党圧勝:自民:前回291、今回284。公明:前回34、今回29。マイナス12。

・注目点1「投票率」:53.68%。(+1%)。20歳未満240万人増加と悪天候。

・注目点2:「自民党の比例得票率」:33.3%(前回33.1%)1と2から、自民党の得票は有権者全員の17.9%に過ぎないが、議席は61%。立憲民主19.9%、希望17.4%、維新は11議席で大阪の地域政党へ。外交、安保。憲法はある方向へ。

・注目点3:「20才未満」:49%が自民党支持。将来不安。

民主党民進党・希望、立憲、無所属と液体のように変化死、今回は122議席

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トピックス2:中国共産党大会が修了。

・周金平の毛沢東かの急速な進行(強権体質の強化)王きざん辞任(暗黙定年68歳抵触)。後継世代を起用せず(長期政権か?)。

北朝鮮は静か:中国の金融政策が効いてきた。「中国の軍事介入」情報。アメリカの軍事介入による半島統一ではなく、中国主導でバッファーに。どういう展開になるか?

・周金平:「北朝鮮」「台湾統一へ」「AIIBへのアメリカの参加要請」(トランプ大統領はディール)。ボス交。日本はトランプに依存する危険性あり。

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・世界経済:2016年+3.2%。2017年+3.6%。世界同時好況!アメリカ好調(+2.7%)。ユーロ堅調(+2.1%。英1.7%)。BRICS持ち直し(ブラジル・ロシアはプラス成長。インド絶好調2015+8%。2018年+7.8%。中国持ちこたえ2015年6.9%、2018年6.3%)。日本は低空飛行中(2016年+1.0%。2017年1.5%、2018年0.7%、2019年0.8%)。なぜか?

・「企業」:1995年経常利益26.3兆円。2016年195兆円。人件費増えず(202.3兆円ー201.9兆円。労組崩壊:組織率13%。連合は官公労と大企業。交渉力なし)。設備投資低調(44兆ー42.9兆)。内部留保増加(2.7兆ー29.7兆)。配当増加(4.1兆ー20.1兆)。

・冷戦後25年から見えてくるもの。日本の貧困化(世界は1%と99%の対立)。「家計」

・・勤労者世帯可処分所得:19910年44.1万(月)、1997年49.7万(ピーク)、2000年47.3万。2016年42.9万。所得はピーク時に比べ月額6.8万のダウン、年間80万円のダウン。

・・家計消費構造の変化(全国全世帯):2000年から2016年、消費は月3.5万ダウンX12ヶ月=40万円の減少。貧困化の進行。衣料(5万減、ー32.1%)、住宅(4.5万減、ー17.9%)。食料(2千円減、ー3.9%)。増加:諸雑費・通信・自動車・保健医薬品。減少:こずかいと交際費で月2万円の減。仕送り0.37万・地域大学化。交通・酒・教養娯楽・授業料・書籍が減少)。日本人は学ばなくなった、学べなくなった。内向き志向。

・・一人当たりGDP(アジア):シンガポール5.4万ドル。香港4.5万ドル。日本3.9万ドル。韓国3.0万ドル。台湾2.4万ドル。中国0.9万ドル。タイ0.6万ドル。香港にも抜かれ、韓国・台湾が追い上げてきた。

・異次元高齢化:「ジェロントロジー」(体系的高齢者学)。2017年10月:80歳以上1000万人、100歳以上7万人超。20150年:65歳以上4000万人、80歳以上1600万人、100歳以上53万人。有権者の5割が65歳以上・有効投票の6割が高齢者、老人政治へ。ビジネスや大学はどう変わるか、どうすべきか?

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 ・毎回リレー講座に見えている知研の高橋さん:幹部打ち合わせは11月10日の15時に。大館、岡山、、。パンフ。

・杉田先生・趙先生とラウンジで懇談。

 

「名言との対話」10月26日。ミッテラン「あらゆる権力に、対抗勢力が必要だ」

フランソワ・モリス・アドリヤン・マリー・ミッテラン('François Maurice Adrien Marie Mitterrand, 1916年10月26日 - 1996年1月8日)は、フランスの政治家。社会党所属(第一書記)。第21代大統領第五共和政)を2期14年にわたって務めた。

1965年のド・ゴール、1974年のカール・デスタンとの大統領選に敗れたが、1981年にはジスカール・デスタンを破り、大統領に就任し、社会主義政策を実行した。死刑廃止生活保護費・年金の充実、週39時間労働制などの評価が高い。1998年の大統領選ではシラクを下し再選を果たし2期12年の任期を終えた。この間、ドイツのコール首相とともに、欧州連合とユーロの創設を提唱した。戦後の大統領では、国明からド・ゴールに続く高い評価を受けている。

多くの愛人がいるという女性問題が噂されたが、1981年の大統領就任直後には記者から婚外子の娘について質問されたとき、「それがどうかしましたか?」(エアロール?)とミッテラン氏は切り返した。質問を受けた際に、“Et alors ?”(「エ・アロール それが何か?」という意味のフランス語)と切り返したことは有名だ。フランス国民はむしろ好意的に受け取ったという。

 「よく知っていることしか話さないように心がけるべきだ」
「政治とは本来、科学に仕え、哲学を謙虚に具現するだけのものだ。そして政治が、大自然の智恵や人々の日々の営みを忘れ去った時、それはもう一本の切り花にすぎない。切り花はすぐに枯れる」

ミッテランは人々の日々の暮らしを忘れたとき、根を持たない切り花となって、政治はすぐに枯れると洞察し、また冒頭の言葉のように権力についても鋭く真実を言いあてる。資本主義には革命を主張する共産主義、企業経営には強い労働組合、政治には批判的なマスコミ、そして与党には強力な野党、大統領や首相などのトップにはその座を脅かす対抗馬が必要だ。あらゆる権力は敵対する勢力が弱ければ、緊張感が欠けて、必ず堕落し、腐敗するからだ。