岸記念体育館「岸清一」「嘉納治五郎」。NGOのJENとの面談。文庫リレー塾は寺島塾長の「「2017年の総括と2018年への展望」。

 「副学長日誌・志塾の風」171129

・講義に見えた内閣府の越田さん

・杉本係長

・今泉先生:大学院の時間割の確認

・杉田学部長・高野課長:事業構想論。誰が講師で来ているのかPR。メンター制度の実効化。人事。

・バートル先生

・松本先生

 

原宿で降りて、岸記念体育館へ。 公益財団法人日本体育協会の本部ビル。公益財団法人日本オリンピック委員会レスリング、フェンシング、スケート、テニス、グランドゴルフライフル射撃、クレー、体操、卓球、弓道、、、、などが入居している。

・地下1階の「岸清一」を記念した資料館を訪問。

岸清一(1867-1933年)は島根県松江市生まれ。23歳東京帝国大学英法科卒業。44歳法学博士。49歳東京弁護士会会長。53歳育成事業創設。54歳日本漕艇協会創立会長。58歳1924年パリオリンピック大会に日本選手を統率して出場(唯一の銅メダル)、IOC委員。61歳出雲育英塾理事長。62歳アムステルダムオリンピックに選手を統率して出場(43人。人見絹枝織田幹雄三段跳び金メダル。鶴田義行200m平泳ぎ金メダル)。66歳ロサンゼルスオリンピックに選手を率いて出場(131名。南部忠平三段跳び。西竹一馬術)。67歳急死ぜんそくの発作で67歳で没。最後の言葉は「参った」。

1940年の第12回オリンピックの東京招致(幻の東京五輪)に功績。1964年の東京オリンピックでA/ブランデージ会長「東京オリンピック開催は岸の偉業である」。

日本アマチュアスポーツの育ての親。日本近代スポーツの父。ドクトル・キシ」

「至誠努力」「日本一の人になりなさい。商人でも大工でも百姓でも何でもよい。日本一の人物になるように心がけなさい」(母校への訓示)。「スポーツ新興に身を捧げた以上、子孫に美田を残すつもりはありません」。

三菱や東京市の顧問弁護士であった国際派弁護士の岸は生涯で3000件の訴訟を担当。これは不朽の記録。財産を築き遺族は競技団体を統括するビルを建てる一助にと高額の寄付。長くアマチュアスポーツの総本山。2019年には14階建ての新ビルに移る。

・2階の「一般財団法人嘉納治五郎記念スポーツ研究・交流センター」を訪問。2009年のIOC参加100周年記念で設立された。調査研究事業・教育事業・国際会議・国際協力。嘉納治五郎(1860-1938年)は東京高等師範に体育科を開設、課外活動を全国に普及。学校体育と部活動・クラブ活動という世界でも珍しいシステムをつくった。初代大日本体育協会会長。アジア初のIOC委員。77歳で没。

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  17時:東京駅のオアゾ丸善で有力NGOのJEN(木山啓子共同代表)の黒木事務局長と濱坂マネジャーと面談。

・まず著書の印税寄付プログラムの御礼の盾をいただく。「、、、、2008年以来、久恒様の8冊の著書を通じて、世界各地の人々の自立を支えて頂きました。その多大なる貢献に、心から感謝の意を表します。、、、」

・JENの最近の活動報告を受ける。事業規模は16億円。23年目。ヨルダン:8万人のキャンプ開設5年目。生活インフラの改善。難民の難民による難民のためのメディア。衛生促進活動。イラク:モスル奪還作戦で300万人の避難民。帰還民への支援も。給水活動。クルド自治区に事務所開設。越冬支援。学校修復支援。アフガニスタン:30年以上続くテロ。自然災害。孤児への支援。パキスタン武装勢力掃討作戦で大量の避難民発生。山羊・牛などの家畜で生活の安定を。農業。スリランカ:25年以上の内戦終結から7年で46万人が帰還。貧困。干ばつ対策。井戸建設。熊本:緊急期。コミュニティ支援。復興期。東北:まだ14万人の避難者。5万人のプレハブ仮設住宅。パートナーシップでサポート。男の介護教室。若手女性の育成。

・私からは2011年の大震災で頓挫した図解コミュニケーション研修(日本発の世界言語)を提案。これで組織が活性化するだろう。

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 19時-20時半:日本工業倶楽部での寺島文庫リレー塾。本日の講師は寺島実郎塾長。「2017年の総括と2018年への展望」。

・時代認識。AI・IOT。異次元の高齢化。ジェロントロジー。知の再武装

アベノミクスの総括:家計は疲弊(1997年対比80万円のマイナス)。企業は好決算(95年25兆円、2016年75兆円の経常利益)。人件費と設備投資は増えていない。内部留保と配当金が増加。株価の上昇(2.3万円)は公的資金(年金・日銀ETF)と外資。実力は1万5千円未満。雇用の増加は保安(ガードマン)と建設(オリンピック)。事務職は不調0.69。技能オリンピック2017で日本は9位にダウン!。1位中国・2位スイス・3位韓国。IMFの経済見通し:世界同時好況(3.2%-3.6%)

・政治と経済の分離という論点:政治リスクは高まっている。株価だけ上昇中。北朝鮮・中東・強権的リーダー(周金平・プーチン・トランプ。台湾問題解決と北朝鮮問題に中国の軍事介入)。化石燃料原油・LNG)は米国とイラン要因で安定、不安材料はマネーゲーム。株価の上昇は米国の戦争経済の匂い、産軍金複合体、軍事政権化。2017年はプラネット・トランプ。2018年はトランプイズムとマクロニズム。大テーマ「デモクラシーはマネーゲーム経済を制御できるのか?」。

日本の外交・安保:日本の運命がトランプにかかってきている。100%支持というが核を使うことには反対を表明すべき。国連核兵器禁止条約に日本は賛成しなかった。北東アジアの非核化への構想力。沖縄問題解決への構想力。安倍政権はトランプとプーチンとの連帯とみえている。

絶対投票率投票率53%X比例自民党33%=17%。しかし議席は61%。違う方向へといういらだち、マグマ。官邸主導政治の落とし穴。外の知恵・官僚の知見を取り入れない。臨界点に。維新10議席・公明700万票。中道リベラル、保守リベラルを軸という政策軸!

生命史と人類史:宗教。認識(目的合理性)と意識(コンシャス)。自分を越えた大きな力の存在を意識。月からみた地球に感動、涙。AIには中東一神教の匂いあり。五識を越えた識。仏教思想の深さ。

 

「名言との対話」11月29日。柏戸剛「阪神柏戸・目玉焼き」

柏戸(かしわど つよし、1938年11月29日 - 1996年12月8日)は、山形県東田川郡山添村(現・鶴岡市)出身の元大相撲力士。第47代横綱

未来の横綱、各界のサラブレッドといわれていたとおり、横綱昇進の最年少記録を同時昇進した大鵬とともに更新した。柏戸の座右の銘は、前進であり、その通りの豪快な取り口でファンを魅了した。日本の高度成長の時代は、大鵬柏戸の「柏鵬時代」でもあり大相撲の黄金時代であった。昇進後は次第に大鵬とは差が開いていった。幕内優勝回数は大鵬の32回に対し、柏戸は5回であった。

「巨人・大鵬・卵焼き」という人口に膾炙した言葉は、堺屋太一が通産官僚時代に記者会見で子供が好きなものの紹介の中で、卵が物価の優等生という意味を込めて巨人と大鵬の後に続けたのが最初だということだ。考えた本人は、卵を主役としたのだが、巨人や大鵬の方に目がいってしまった。2011年の12月に訪れた山形県鶴岡市の「横綱柏戸記念館」では、「阪神柏戸・目玉焼き」という言葉が掲げてあったのには思わず笑ってしまった。派手ではあるが、ライバルにかなわない様子をうまくあらわしてると感心した。この言葉は柏戸本人のものではないが、横綱柏戸の相撲人生をあらわす名言である。