チャーチルの誕生日--「凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時である。風に流されている時ではない」

今日の収穫。

-何かにはまる人のランク「通、好き者、道楽者、極道者」(梅棹忠夫

 「副学長日誌・志塾の風」171130

・客員の渡辺先生を囲んで趙先生、志賀先生:健康談議。ZOOMは大学院も。

・客員の木村先生:本日のゲスト講師のNHK編成局の草場編成主幹を紹介される。放送デジタルのキーマン。

・飯田先生:桂太郎、ラウンジ、、、。

・知研の八木会長、高橋さん来訪:打ち合わせ。

リレー講座:小林先生「変わりゆく組織と個人の関係」。

以下、参考になったポイント。

バウンダリーキャリア(境界をこえるキャリア形成)。プロティアンキャリア(変幻自在に組織との相互依存関係の中でキャリアを形成)。心理的成功を目指す。

・ライフキャリアとワークキャリア。外的キャリアと内的キャリア。

マズローの5段階欲求の上に「自己超越欲求」がある。自己を超越してコミュニティを発展させたいという欲求。

・初期段階のベンチャー参画(経営チームの一員):プロテイアンキャリアを歩み、キャリアの内的満足度を高める。創造的活動により磨かれた能力は高い市場価値を持つ。

・組織から個人へ:技術革新。ワークライフミックスへ(?)。貢献と利益による短期的な契約の連続へ。

 

「名言との対話」11月30日。ウィンストン・チャーチル「凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時である。風に流されている時ではない」

ウィンストン・レナード・スペンサー=チャーチル英語: Sir Winston Leonard Spencer-Churchill, KG, OM, CH, TD, PC, DL, FRS, Hon. RA1874年11月30日 - 1965年1月24日)は、イギリス政治家軍人作家

20世紀を代表する政治家であり、文筆家、歴史家としても一家をなした人物。画家としても才能があり、ピカソが画家としても食っていけると評したという。

チャーチルは1940年5月10日という最悪の時期に首相に就任している。66歳だった。 その時の父の言葉は「国民を信じよ。それがデモクラシーだ」だった。そしてチャーチルは80歳でも首相の地位にあった。ヒトラースターリンも、会ってすぐに「ああ、この男は信用できない」と見切っているように、人物眼も的確だった。チャーチルの人生の軌跡を眺めると、書き留めるべきことがあまりにも多い。その特徴は学業不振も含め、アップダウンが激しいことである。百戦錬磨のチャーチルの持つ慧眼は、本質に迫る多くの名言を生んでいる。

「人間は事実を見なければならない。事実が人間を見ているからだ。」

「人は得るもので生計を立て、与えるもので人生を築く。」

「金を失うことは小さく失うことである。名誉を失うことは大きく失うことである。しかし勇気を失うことはすべてを失うことである。」

「人間が歴史から学んだことは、歴史から何も学んでいないということだ。」

「悲観主義者はすべての好機の中に困難をみつけるが、楽観主義者はすべての困難の中に好機を見いだす。」

チャーチル「選挙に出るヤツなんて、金儲けしたいか、目立ちたがりか、ろくでなしばかり。まっとうなヤツは選挙になんかでない。選挙とは、今の世の中の状況で、ろくでなしのなかから誰に税金を分配させたら相対的にマシになりそうか、消去法で選ぶ行為のことなのだ」

「勇気がなければ、他のすべての資質は意味をなさない。」

「成功とは、失敗に失敗を重ねても情熱を失わない能力のことだ。」

2002年BBCが行った「100名の最も偉大な英国人」の世論調査では1位であり、また2016年発行のの5ポンド紙幣の表面はエリザベス女王であり、裏面はチャーチルの肖像である。イギリスでは救国の英雄チャーチルは今でも人気が高い。

チャーチル第一次世界大戦を描いた『世界の危機』、ヒトラーのドイツを破った『第二次世界大戦』などの名著を書いた。「歴史を作る最良の方法は、それを書くことだ」というチャーチルは1953年にはノーベル平和賞ではなく、ノーベル文学賞を受賞している。チャーチルは歴史に主役として参画し、歴史を書いた。まさに歴史をつくったのだ。

凧が一番高く上がるのは風に向かっている時である。そうだ、逆境に立ち向かう勇気が大事なのだ。それをチャーチルの人生は教えてくれる。