多摩大”志塾会”の第3回セミナー。講師は望月照彦名誉教授。 「シンギュラリティ時代の世界徘徊老人の生き方」--頭脳都市・渋谷を構想する」。

夜は多摩大”志塾会”の第3回セミナー。講師は望月照彦名誉教授。

「シンギュラリティ時代の世界徘徊老人の生き方」--頭脳都市・渋谷を構想する」。

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東京の前頭葉・渋谷。都市は頭脳だ。最高の頭脳は世界首都。ホストヒューマン。浅野孝雄『心の発見』。五蘊。先端脳科学と仏教思想の心。脳はデジタルとアナログの統合システム。七蘊。思考(哲学カフェ)。瞑想(世界都市禅センター)。考作(考房)。知の杜(明治神宮)。空間(グッゲンハイム美術館。東洋美術ミュージアム)。発情。身体(逍遥)。オードリー別府パーン。徘徊する俳諧師。、、、、

 

 

 終了後、懇親会。多摩大”志塾会”は学部OB会と大学院OB会の合同会。

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 午前:渋谷で大手出版社の編集者二人と2時間ほど企画の相談。

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夜まで時間が空いたので、午後は渋谷界隈の4館の美術館巡り。詳細は別途。

・Bunakmuraザ・ミュージアム「ルドルフ2世 驚異の世界展」。

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 ・松濤美術館斉藤茂吉--歌と書と絵の心」展。

「写生道」「実相観入」。

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 ・ギャラリーTOM「山縣百合子を偲んで」展。

64歳で亡くなった工芸家の回顧展。

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 ・戸栗美術館「古伊万里にみる うわぐすり展」。

戸栗享は実業家。1987年設立。1500点の美術工芸品を「後世への文化遺産の伝承」という夢。大半は東洋の陶磁器で、珍しい陶磁器専門美術館。身近にある生活文化保存伝承。用の美。

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「名言との対話(平成命日編)」2月22日。隅谷三喜男「きみたちが専門と定めたことを学ぶとともに、人間とは何であるか、人生とは何であるか、という問いについて考えてもらいたいと思う」

隅谷 三喜男(すみや みきお、1916年大正5年)8月26日 - 2003年平成15年)2月22日)は、日本経済学者。専門は労働経済学

 一高で寮総代会議長。東京帝大で治安維持違反容疑で3ヶ月間の拘留。社会の底辺で働きたいと満州の昭和製鋼所に入る。帰国後東京帝大助手から始まって教授。退官後は世界平和アピール七人委員会メンバー。扶桑社の教科書を批判。隅谷調査団団長として成田空港問題シンポジウムを主催。運動を批判し自宅に金属弾を打ち込まれる。こういう経歴を眺めると血の気の多い人であったようだ。

冒頭に掲げた言葉は981年に刊行されよく読まれた岩波ジュニア新書『大学で何を学ぶか』の中の一節である。それから30数年経って、その意味も変わってきた。「専門」は他領域からの侵入によってアッという間に溶解してしまう。「人間とは何か」は、脳科学の著しい進展、AIの登場、2045年のシンギュラリティの到来予測などによって、人類にとって最大で最新のテーマとなっている。また「人生とは何か」は、人生100年時代を迎えようとしている21世紀前半の時代では、生物学的な存在の意味を超えた広大な時間と空間が、その意味を切実に問いかけてくる。隅谷の言う「人間とは」「人生とは」は、普遍的な問いかけだったのである。

 

 

大学でなにを学ぶか (岩波ジュニア新書)