NPO法人知的生産の技術研究会のセミナー:みたけきみこ&三嶽豊「薩摩おごじょとあづま男のわがまま文化論」。

夜はNPO法人知的生産の技術研究会のセミナー。代々木。

講師とテーマ:みたけきみこ&三嶽豊「薩摩おごじょとあづま男のわがまま文化論」。

NPO法人鹿児島文化研究所で活動する、「月の船自由大学」の理事長(三嶽豊)と学長(みたけきみこ)さんの講演。質疑を含めて2時間。1994年以来のイベントを中心とした活動をうかがう。

「短歌、コンサート。文学散歩。書籍発刊。文学碑建立。篤姫文学散歩。源氏物語、文化サロン「月の舟」開設。シンポジウム。漫画。絵画。トークイベント。和の祭典。十五夜コンサート。」

「直感。愛と笑いと癒やし。よかったね理論。好きな人とコラボ。楽しいことを自由に(核心は文学)。食べていく覚悟。ロングラン。飽きさせない工夫。レベルを上げ続ける(成長)。スピード感。全部やる。新しいことに挑戦。」

「みどりの大学。文学散歩。聖書講座。読書会「漱石ラソン」。シェークスピア戯曲全作品40作講読。やさしさかごしまコンサート。文学カフェ。月の舟書房。映画カフェ。文学イベント(みんなのカズオ・イシグロ)。松坂慶子。」

「霧島と鹿児島の2拠点。チームきよらとのコラボでイベント規模の拡大。全国・世界へ自由に活動」

 

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活発な質問と応答の後、ケイタリングの飲み物などで、立食懇親会。この方式で行こう!

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 知研のコアメンバー以外の方々:後藤祥子(元日本女子大学長)、早稲田のゲイ

ローリー教授。慶応大の中谷准教授。アーロン・シアターの佐藤満也事務局長。そして九州知研の山﨑彰悟さんも熊本から参加。

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「副学長日誌」

  10時:多摩キャンパスのTーStudioで「名言との対話」の収録。今回の2本(アスリート編)で30本の大台に乗る。

・29回:金子繁治(ボクシング)。出羽錦。大鵬柏戸。(以上、大相撲)

・30回:力道山(プロレス)。山内一弘。小林繁。(以上、プロ野球

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12時:秘書と打ち合わせ。

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15時半ー17時半:九段サテライトで大学経営・運営合同会議。

・自己点検評価委員会

・審議:2018年度予算。2018年度事業計画。教員人事。危機管理規則改定。

・報告:学園理事会報告。戦略会議報告(国際)。各セクション報告。学長報告「ジェ推進協議会。答案(不安・おびえ・平準化とパターン化。コピペ・スマホ・モールのトライアングル)

終了後、理事長と懇談(高大接続アクティブラーニング)

 

「名言との対話」2月24日。前畑秀子「練習中、泳いでいながらプールの中で汗が流れるのがわかった」

前畑 秀子(まえはた ひでこ、1914年大正3年)5月20日 - 1995年平成7年)2月24日)は、和歌山県伊都郡橋本町(現・橋本市)出身の水泳選手。

ロサンゼルスオリンピックの女子200m平泳ぎで銀メダルを取った後に、4年後のオリンピックに出ることになった時、 「1年365日を一日も休まずに練習しながら、ベルリンオリンピックまでの4年間を凄そう」決心している。

ベルリンオリンピックでは、名アナウンサー河西が、「前畑ガンバレ!前畑ガンバレ!ガンバレ!ガンバレ!、、、あと4メートル、3メートル、2メートル、あっ前畑リード、勝った!勝った!勝った!勝った!勝った!勝った!前畑が勝った!前畑が勝った!、、」」とライバルとの熱戦を放送して日本中が手に汗を握って応援した。ゴール後、前畑は負けたと思って全身の力が抜けてプールの底に沈み、ようやく引き上げてもらった。勝ったことは後で放送で知った。

ベルリンオリンピックの表彰式では、近代オリンピックの生みの親・クーベルタン男爵から「オメデトウ。ヨク、ヤリマシタネ」と声をかけられながら、桐の箱に入った金メダルをもらった。

水泳ができない状態にぶつかる都度、前畑の進む道を開いてくれた。女学校では三度の食事にご飯を食べるようになった。それまでは茶がゆだった。貧しかったので尋常小学校を終えたら家業のとうふ屋を手伝うことになっていた。小学校の校長先生、女学校の校長先生が、環境を整えてくれたのである。「人間は、どんなに苦しくとも、何かに打ち込んで努力することが、どんなに大事であるか、ということを教えてくださったのが、お二人の先生であり、父や母でした」

前畑は、 自分は天才ではなく、普通の少女であり、練習に練習を重ね、自分を鍛えたと語っている。冷たい水の中で汗が流れるのを感じる。フジヤマのトビウオ古橋が指の間に膜ができたと言っていたのを思い出す。水泳だけでなく、相撲でも野球でも名をなしたトップアスリートたちはみな「自分は天才ではない、努力型だ」というから、謙遜ではなく実際にそうなのだろう。