ブログ本『今日も生涯の一日なり 2017年版』が届く。

ブログを編集した本が届いた。今年は薄いピンクのハードカバー装幀。2004年の秋から書き始めたこの日誌・日記『今日も生涯の一日なり』は、わが生涯最大の著作になるだろう。

3分冊にまとめるために、文字を小さくし、写真を小さくするなどのテクニックを使ってようやく完成した。400字詰め原稿用紙で2400枚以上となり、文字部分だけで単行本6冊分見当になる。昨年とほぼ同じ分量だ。

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 「副学長日誌・志塾の風」180309

・春休みの間に、研究室で本棚の整理を実行中だ。ようやく一列5段の棚から不要な本を抜き出して段ボール箱に収納。6箱になった。

・同僚の先生たちは海外出張の人も多い。そうでない人は研究室の整理に追われているようだ。

・高野課長と雑談。

 

「名言との対話(平成命日編)」3月9日。石田晴久「インターネットのある生活」

石田 晴久(いしだ はるひさ、1936年10月30日- 2009年3月9日)は、日本計算機科学者

石田晴久は日本におけるUNIXオペレーティングシステムおよびC言語の普及に大きく寄与し、インターネットの礎に多大な貢献があった。

1970年代の前半にはNHK教育テレビの「コンピューター講座」の担当者の1人となった。また1981年にNHK教育テレビで「ジュニア文化シリーズ・サイエンスレーダー」の総合司会を担当している。岩波新書だけでも『パソコン入門』『コンピュータ・ネットワーク』『パソコン自由自在』『インターネット自由自在』などの著作があるなど、パソコン、インターネットの普及にも大きな貢献があった。

死去した2009年には「日本のC言語とUNIXの父、そしてインターネットの祖父石田晴久氏が死去」と伝えられた。インターネットの父は村井純

ちょうど20年前の1998年3月に出した岩波新書『インターネット自由自在』では、未来社会のライフスタイルを提示している。「常時つながる」「誰でも使える」「コミュニケーションが活発になる」「買い物はオンライン」「調査や相談申請はオンライン」「ニュースは自動配信」「教育制度や学校の多様化進展」「在宅勤務・仮想会社」「金融業界が激変」「遊びの場」「国境の消滅」。石田は「多くの人がインターネットを駆使して生活を豊かに楽しくしてほしいということです。この夢ははたしてかなえられるでしょうか?」と結んでいる。それから20年、この予言すべてが常識となった。石田晴久というパイオニア精神あふれる祖父のおかげで、我々は「インターネットのある生活」を享受できるようになったのである。

インターネット自由自在 (岩波新書)