多摩大学平成30年度入学式をパルテノン多摩で開催。

多摩大学平成30年度入学式をパルテノン多摩で開催。

経営情報学部395名(定員320)・グローバルスタディーズ学部185名(定員150)の580名が入学。

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寺島学長:大人への準備期間。経済的自立(カセギ)と社会的貢献(ツトメ)の両輪。自分を客観視。異次元高齢化。今年生まれた人が100歳以上になるのは二人に一人。学び抜く。人生のマネジメント。何を学ぶか。専門性+テーマ。人間とは何か。生命科学の進展チンパンジーとのDNAの差1.06%は言語とコミュニケーション。AI、シンギュラリティは2030年代か。1.5キロの脳には意識や世界観がある。アジアへの目線を身につけよ。中国は2018年に日本の3倍のGDP.観光立国。2017年2800万人、2020年4000万人。8割はアジアから。

田村理事長:現代の志塾。実学。自分の頭で考え抜く力。今日できることは今日中に。未来は返られる。

阿部多摩市長:学生時代の失敗は許される。多摩ニュータウンはフィールド。ニュータウンの再生に取り組んでいる。多摩市若者会議。

八木多摩信金理事長:多摩42万人。84店舗。平成22年から多摩市・多摩大・多摩信金三者連携。

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保護者説明会。非常にスムーズな進行。

・副学長挨拶。学部長による教育説明。大森学生委員長。中村教務委員長。良峯就職委員長。

・プレゼミクラスでの担当教員による保護者説明。

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大分県から入学の佐保君とお母さんと撮影。佐保君はインターゼミに参加。

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「名言との対話」4月5日。升田幸三「天下をとれる人というには、結局、最上のコンディションをその日にピタリと持ってゆくことの出来る人、ということです」

升田 幸三(ますだ こうぞう、1918年3月21日 - 1991年4月5日)は、将棋棋士実力制第四代名人

13歳で「将棋を征服しよう」と決意し、「日本一の将棋指し」を目指して14歳で家出し、大阪の木見金治郎八段の門下生となる。阪田三吉から指導を受け「あんたの将棋は大きな将棋や、木村義雄を倒せるのはあんただけや」と激励される。

1957年7月11日、将棋の第16期名人戦大山 康晴に勝利し、39歳で名人位に就いた。名人・王将・九段の独占三冠王である。その時の感慨は「たどり来て、未だ山麓」。定跡にとらわれず「新手一生」を掲げ、常に序盤でのイノベーションを数多く起こした。升田式石田流雀刺し急戦矢倉棒銀ひねり飛車、対ひねり飛車タコ金、角換わり腰掛銀升田定跡、駅馬車定跡、居飛車穴熊など。将棋連盟は1988年に「実力制第4代名人」の称号を贈った。新手や新戦法を編み出した棋士を表彰する「升田幸三賞」がある。

升田幸三は前半は木村義雄のライバルだった。後半は6歳下の弟弟子の大山康晴が終生のライバルとなって、高野山の決戦など逸話が多い。升田にはファンが多い。吉川英治梅原龍三郎志賀直哉などの文化人。西尾末広春日一幸中曽根康弘などの政治家、、。大山と比べて圧倒的に升田は人気があった。少年時代の私は大山との勝負の報道を覚えているが、やはり世間は升田に好意を寄せていた。その影響からか私も升田ファンだった。

将棋のことを理解するには升田の解説がいい。

インドあたりから始まった将棋は中国を経て日本に伝わった。大昔には象将、麒麟、猛虎、獅子、鳳凰という駒があった。日本にいない動物は外し、駒数を整理したかわりに相手から取った駒を使えるように改良した。これが今の日本の将棋である。だから勝負としては日本の将棋は複雑で面白い。

終戦直後、GHQは相手から奪った駒を味方として使うことができる将棋は、捕虜虐待の思想だ、として禁止しようとした。将棋連盟代表の升田は「将棋は人材を有効に活用する合理的なゲームである。チェスは取った駒を殺すが、これこそ捕虜の虐待ではないか。キングは危なくなるとクイーンを盾にしてまで逃げるが、これは貴殿の民主主義レディーファーストの思想に反するではないか」と反論して事なきを得ている。将棋は改良主義の日本の面目躍如たるものがあり、日本精神そのものなのだ。

升田の将棋から見た人生論がいい。

「人生は将棋に似ている。どちらも「読み」の深い人が勝機をつかむ。駒づかいのうまいひとほど機縁を活かして大成する」「駒の使い方にはある点で、人事に通じるものがある」「歩はヒラ。香車灯台守。桂馬は偏屈者。銀は課長。金は部長。角は常務。飛車は専務。王は八方ににらみがきく」「勝負師とは、ゲタをはくまで勝負を投げない者をいう」「人間は五十で実力が完成する」「本職に自信のある者が政治家になるもんじゃない。あれは本職が半人前の人が出るんです」

 スポーツもそうだが、勝負というものは本番の前に勝敗は決している。体調を整え、心の調子を整えて、心身を最高の状態に持って行き、磨き抜いた技を存分に発揮できるものが勝つのだ。どの分野でも「天下人」とはそういう人である。

勝負 (中公文庫)

升田幸三物語 (角川文庫)