認定NPO法人アジア教育友好協会(AEFA)をバートル先生(多摩大国際交流センター長)と訪問。

九段の認定NPO法人アジア教育友好協会(AEFA)をバートル先生(多摩大国際交流センター長)と訪問。

アジアの山岳少数民族のための学校建設・日本の学校との国際交流がテーマのNPO法人。谷川洋理事長と田中コーディネーターと面談。

里山学校。孫を連れたツアー。現地NGO。600万。山岳民族。大いなる多摩学会。ボランティア。ベトナムラオスミャンマーカンボジア。、、、。。。

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神保町でひいきにしていた岩波書店の後にできた「神保町ブックセンター」。

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  店内。本に囲まれた静かな喫茶。いい場所になりそうだ。

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「名言との対話」5月22日。平岩外四「タフでなければ生きていけない。やさしくなければ生きている資格がない」

平岩 外四(ひらいわ がいし、1914年大正3年8月31日 - 2007年(平成19年)5月22日)は、愛知県常滑市出身の財界人、経営者。東京電力会長、第7代日本経済団体連合会経団連)会長。

平岩は「Cool Head,Warm Heart」が好きな言葉だった東京電力「中興の祖」木川田一隆社長の「地獄のしごき」で徹底的に鍛えられた。「アレはどうなった」「うん、コレだ」という二人のアレコレ問答は今では東電の神話になっている。

社長就任時には師事していた安岡正篤から王陽明の「冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、激せず、躁がず、競わず、随わず、もって大事をなすべし」という言葉を書きつけた書をもらった。平岩は自宅に掲げて、毎朝この言葉に励まされながら出勤した。老電と揶揄されるほど高齢化していた役員人事も焦らず納得ずくで若返りを成し遂げている。この時の考え方は「大国を治むるは小鮮を煮るが若くす」という老子の言葉だった。

勝海舟の「事いまだ成らず小心翼々。事まさに成らんとす大胆不敵。事すでに成る油断大敵」という言葉も常に心にあった。

意外な感じもするのだが、遊べば遊ぶほど人間の幅が広がるという平岩は、野球・乗馬・テニス・麻雀・パチンコ・映画・古書店巡りなどを愛好していた。

関西電力の小林庄一郎が「地位が上がるにつれて資質に磨きがかかって大きくなった人」と語ったように日々成長を続けた人であった。

平岩外四自身の言葉をみてみよう。

「問題意識があるところに常に進歩がある」「経営は常に逆境との闘いです」「経営者は今こそ”志”を持ち、企業は理想を追求していかねばならない」「辞める時には相談してはいけません。自分で決めないとだめです」「地球・市場・人間という3つのキーワードを基本にして問題を解決する際には”共生”という考え方が大切だ」。

 1976年の東京電力社長就任に記者会見で座右の銘を尋ねられて答えた「タフでなければ、、」はアメリカのハードボイルド作家・レイモンド・チャンドラーの小説の中で私立探偵フィリップ・マーロウが吐いた言葉である。ビッグビジネスのトップの言葉としての意外性から話題になった。殺人的スケジュールをこなすタフさとお客様へのやさしい経営を志したのだ。平岩は組織運営について言ったのだが、人びとは個人の生き方についての言葉として共感の波が広がった。私もその一人だった。蔵書は3万冊に迫る財経随一の読書家であった平岩だからこそ選んだ名言である。

 

人間 平岩外四の魅力―「ビジネスの心」を説く平岩語録