夜の大学院のテーマは日本文化:「武士道」「禅」「俳句」「箸」「パチンコ」「カラオケ」「茶道」「相撲」「歌舞伎」「温泉」「畳」「桜」「ひらがな」「神道」「生け花」「和服」「インスタントラーメン」「マンガ」「落語」。

夜の大学院の授業(18時半ー21時40分)は19人が出席。本日のテーマは「日本文化」の図解に挑戦。「武士道」「禅」「俳句」「箸」「パチンコ」「カラオケ」「茶道」「相撲」「歌舞伎」「温泉」「畳」「桜」「ひらがな」「神道」「生け花」「和服」「インスタントラーメン」「マンガ」「落語」。

日本人に加え、中国、韓国、ベトナムからの留学生もおり、楽しい授業となった。最初は私が出演するDVDをみてもらった。テーマは「コンビニ」。

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以下、受講生の感想。

・【第4講感想・総括】。・共通点と意見の違いを可視化。・項目の洗い出し、グループ化、キーワード化。・言い換えや色使い。今回の私のテーマは「神道」でした。認識の相違や共通点は図解により整理ができた他、その文章では説明されていないことや不足している情報の把握もできました。

・図解も回が進むにつれて少しずつわかって来たような気がします。今日のテーマは禅‼️いままで自分の中で理解していたものを図解で整理して再チャージ出来たた。自分の引き出しを整理することに図解は武器になる。ありがとうございます。

・ご講義ありがとうございました。楽しくなってきました。忠実に、正確に、矢印の方向も、論点は沢山出て来るのだろうなと思います。意見交換が楽しくなりそうです。生け花の先生、文章と図を見せたら、いいね👍をくださいました。ありがとうございました。

・本日もありがとうございました。冒頭の動画での図解が形成されていくプロセスは分かりやすかったです。ただ、はじめの半分くらいまでは何とかできそうでしたが後半の半分はなかなかあそこまで発想が及ばないなと思いました。やはりまだ図解を構成するという部分までは至りません。まずは本質的な部分をキーワード化、概念化できるスキルを身につけたいと思いました。次回は学会のため欠席です。度々で申し訳ありません。学会では論文のテーマに合致したシンポジウムが企画されています。そこでの発表やディスカッションを図解にしてゼミや中間発表で使用するという課題を自らにかしたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

・本日もありがとうございました。今日は相撲の起源を力士の体から考えるというテーマでした。もちろん今まで力士の体について考えたこともなかったため、金太郎をイメージとした少年相撲による豊作、不作を占うという起源、女性〔妊婦〕をイメージした女相撲による豊作を願った儀式的な起源があることに驚きました。図解を作成することで、自分の理解度は深まり、短時間で説明できるようになることを実感できました。ただ、ややワンパターンになりつつある私の図解。よりよい図解ができるように練習に励みたいと思います。

・担当は「畳」でした。日本人なのに日本の文化についてあまり知らないと実感しました。文章を何度読み返してもよくわからかったのですが、図にすると頭が整理されて理解しやすかったです。何度も書き直しましたがその度に思考が整理されているなと思いました。また、他の人の発表も図があるおかげで素直に理解できました。まだまだ図の作成が下手ですが繰り返し練習して身につけます。

・感想。* アウトプットを意識してインプットすることの重要性* どうしたら伝わりやすくなるか?考えて書き直していくこ* 3つの手法(3つの塊にして話された方はわかりやすい)と改めて大事と思った。ありがとうございました。来週は仕事で参加できませんが、次回講義楽しみにしてます。よろしくお願いします。

・落語について、図解をまとめました。まず文章を読み、大事なところを線を引き、そこをまずは箇条書きなり思いつくレベルでまずは書き出して、そこから図解にまとめるようにしました。はじめの頃よりは慣れてきましたが、それでもまだまだ発想が乏しいです。引き続き日頃から意識していきたいと思います。

・本日もありがとうございました。今日の作業では初めに検討した図解では際に細かく書きすぎて情報量が多くなりすぎました。余計な情報をそぎ落とし、重要な点を見つけていく作業が重要であることが経験出来ました。次回の講義も楽しみにしております。

 ・本日もありがとうございました。詩人を図解してはいけないのがよく分かりました。言葉で誤魔化す世界が詩であって、そこが詩の良さなんだと。冒頭の講義の感想で、図解が難しく感じたのは、逆に言葉の大切さを改めて感じてきたように思います。うまく組み合わせていこうと思います。

 ・先生、皆様、授業お疲れ様でした。第4回授業の感想です。今回は作成した図表を掲載するようにとのことでしたので、図表をアップ致します。今回は俳句を担当しました。今回の授業で大事な点は、一般化と構造化の2つだと思いました。段々、記事を読んでいて、記事の説明は不完全なものであり(記事内容だけでは構造的、網羅的ではない)、記事内容に忠実に図表化すると、お題を十分には構造化しきれないことを感じました。例えば、俳句の由来について、正岡子規の記述はあったのですが、松尾芭蕉の記述はありませんでした。調べてみると、後世にかなり影響を与えた人物ですが、記述がありませんでした。また、類似例としては、短歌や川柳との違いも触れる必要があると思いますが、記述がなかったので、調べて補足しました。結果的に真ん中に俳句の特徴を集約して、周囲にそれぞれの項目を書き、足りない情報は補足する、というスタイルに今回は落ち着きました。普段目にする記事も、実は基本的な内容に関する網羅性を欠いているものが結構あると思いますが、授業を受けて目が肥えて来たから感じるようになったのだと思いました。

以下、留学生

・今日の講座はとても感謝しております。図解する前は先生のテレビ教育から図解制作説明を理解した事は非常に嬉しかった。皆様もうお疲れ様でした。先生のテレビ教育における説明の説明を見ながら、メモを取ること図解制作に非常な重要性があると思います。先生から解说をいただいました図解制作はまず、文を読みながら重要な動詞を見つけて、キーワードを見つけたり、丸を箇筿して、後文の関連関係変化所線を引いて。矢印の表现脳中考えで、次に脳の中で文の意味をまとめ、作者の意図と、作者がどんなlogic 的な手法で表現したのか。その手法をよってsystem を分類する。今回先生の解说から気になるのは図を制作時まず、system を分けて同じsystem内容を集めから、图解制作時に同じ所属性キーワード同じ行、列に並ばれて描いて、関連性を考えたら、所属関係の変化によって横or縦にする。先生が今回の授業取材は日本文化について。日本の教育、生活、娯楽、経済歴史などの各分野の文化、外国人留学生にとって、学生たちの図解によって日本の深さや博広文化を直観することができる。今後、観光産業の研究を進め私にとって、重要な意義があります。今回皆さんが作った図は、昔よりよくわかりやすくてしっかり理解できる実感がありました。特に他人が見にやすいように男のclassmate がかわいい花を描いていた、カラーペンでポイントをつけていた女性classmate もういます。皆は素晴らしかった。今回,私は「溫泉」について日本文化を図解担当していました。先生は留学生に優しくて簡単な文を配って、自由な選びますけれども、最初を読まれだ日本文化分野あまり知らないと実感しました。温泉文化について文典を配って読まれだ時、何回温泉に行った事あった私は温泉文化ついて図解大丈夫だと思いましたが日本文化ついて文章難しさは思わず、さっすか博深広大な日本文化、わからなっかった単語が多い、辞書を調べてばかりが、何度読み返してもよくわからかったのですが図にすると頭が整理されて理解しにくいでした。何度も書き直しましたがその度に思考が整理されているなと思いました。まだまだ図の作成が下手ですが繰り返し練習して身につける非常に必要と思います,图左は先生に出した初稿です。图右は読み直して、描き直した图解です、(≧∇≦)從列はsystem をよて同じ所属性キーワド、横行は関連性あるキーワードを並べます、関連性変化によて、矢印の方向を向く。制作した時間がすごくかかりましたから、copy する担当者が長い時間で私を待っていましたけれども、まだうまくいかなかった。迷惑をかけた申し訳けございません。

・本日は茶道について、いかに皆さんに分かりやすく伝えられるか、考えました。伝えるという視点で、読み込んでいくと、思考が何度も整理され深く理解できると感じました。とはいえ、満足のいく図解にはなっておらず、もっと事例をこなして行きたいと思いました。茶道は昨年からはじめたばかりですが、知らないことがあり、勉強になりました。今を大切に生きる、一期一会、ステキな言葉と思うだけてない生き方が、できるといいなと思いました。

・本日の講義ありがとうございました。日本文化を中心としていろいろな話題を聞いた。私のテーマはインスタントラーメンです。食品、ファスト消費品産業に興味を持って以前インスタント食品に関するレポートなど読んだことがあった。そして、文章のまとめ、図解を説明した後自分の考えを発表した。図解とは、ポイントのを抜粋することは大事と思う。でも、何が漏れるが心配。今後は力を入れて勉強しましょう。

・本日もありがとうございました。日本文化の講義でカラオケや日本の文化などについて、深く分かるようになっています。日本の文化といえば、歌舞伎や茶道などですが、今日は パチンコでも日本の特徴な文化と思われます。次回も頑張っています。よろしくお願いします。

・本日の授業、ありがとうございました。先生も、皆さんもお疲れ様です。私のテーマは「マンガ」です。初めて、この文章からマンガの歴史を知りました。良い図表の描く方も、日本のマンガ文化も、沢山勉強になりました。今日は発表できなかったが、次回は頑張ります。よろしくお願いします。

・久恒先生、講義、ありがとうございました。今日、「ひらがな」というテーマをやりました。両国の歴史上の似た点を気づきました。日本で、最初の頃には、漢字しかないでした。そして、漢字を読み書きできるのは、僧侶、役人、貴族の男に限られていました。この点は、古代の中国文化と似ています。古代の女性は、「女誡」、「内訓」、「女論語」と「女範捷録」しか読めないでした。従って、「古代の中国人の女性は教育を受ける権力がない」と言っても過言ではないと思います。そこで、古代の日本女性でも中国女性でも、社会地位が極めて低いということがまた気づきました。これから、この問題について、深く調べたいです。以上です。

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10時:橘川先生(客員)

10時40分:授業

12時半:河合先生(客員)

12時40分:杉田学部長

13時:事務局との定例ミーティング

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「名言との対話」6月1日。松田道雄「いい小児科医は歴史家でなければならない」

松田 道雄(まつだ みちお、1908年10月26日 - 1998年6月1日)は日本の医師育児評論家歴史家

戦後、小児科の医師として診療する傍ら、平和問題談話会に参加、末川博恒藤恭田中美知太郎桑原武夫らの知遇を得る。1960年京都大学人文科学研究所の共同研究「革命の比較研究」などに参加する。1978年には武谷三男野間宏水上勉らとともに安楽死法制化を阻止する会声明発起人となった。

1967年に小児科の診療を辞め、執筆・評論活動に専念。代表作でベストセラーの『育児の百科』(岩波書店)をはじめ、数多くの著作がある。ロシア語史料に基づくロシア革命史研究の開拓者としても知られ、その分野の著書も多数ある。

1949年に『赤ん坊の科学』で毎日出版文化賞1963年に『君のたちの天分をいかそう』で児童福祉文化賞をそれぞれ受賞。死後、個人蔵書は「松田道雄文庫」として熊本学園大学に収められた。この大学には縁があるので、機会をみて訪ねたい。

この人の名は岩波新書『私は赤ちゃん』で知っていた。手元の本によると1960年第一刷りで1989年時点で第44刷りのロングセラーだ。著者自身が赤ちゃんの目で周囲を観察した誕生から一歳半までの成長の過程を描いた不思議な作品だ。しかし読んでいて全く違和感がなかった。授乳のしかた、衣服の調節、夜泣き、離乳、下痢、発熱、ひきつけ、予防接種、、など両親の不安を消そうという試みがよく書かれていて感心した。文章がやさしく、かつ実にうまい。名著である。

「あまり自信のある親は、よい親ではない。子どもといっしょに人生を探求し、いっしょにそだってくれる親がいい」「一年間の育児で母親としておおくのことをまなばれたと思う。赤ちゃんも成長したけれども、両親も人間として成長されたことを信じる」「 赤ちゃんとともに生きる母親が、その全生命をつねに新鮮に、つねに楽しく生きることが、赤ちゃんのまわりをつねに明るくする」

親がいらいらして子どもにたいして平常心をもてないために子どもが緊張し、それが症状に出る。小児科医は診察を通じてその親子の格闘と成長を見つめ、励ましながら伴走する役割を持っている。主治医とは患者の歴史の目撃者であり、教訓の抽出者である。特に小児科医には子どもだけでなく親も含めた親子の歴史についての観察力が必要なのだろう。いい小児科医が歴史家であるとは虚をつかれる思いがするが、慧眼という外はない。

私は赤ちゃん (岩波新書)

私は赤ちゃん (岩波新書)