新著の見本入手。後援会主催の教育セミナー。

新著『偉人の誕生日366名言集』(久恒啓一編著・日本地域社会研究所)。

7月2日発刊。アマゾンではそろそろ出てくるころか。

久恒啓一図解Web :: 著作

1982年以来、生涯累計143冊目。2008年から始まった多摩大時代で64冊目。

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honto.jp

後援会主催の教育セミナーを開催。

第一部:中村会長挨拶。杉田学部長講演。学生による学ぶ・挑戦・志の報告会。

キーワードは「問題解決力」「グループワーク」「自治体・企業との連携」だ。

2年生の馬場君:アクティブラーニングで1年次に飛騨高山。大学連携センター。久々野町。事後報告会。アクティブラーニング発表祭。現地報告会。提案した「学生連携センター」が実現し、実践の段階に。(丹下先生「インターゼミ、地域ゼミ。提案から実践に。7月、10月に訪問。成長した」)

2年生の川村君:多摩のネコサポステーション(ヤマト運輸)。生活支援事業のイベントの企画運営。(中村その子先生「こういったプロジェクトは外からの評価がある。予想外のシチュエーションへにの対応あり」)

4年生の荒井君:海外。1年次ニュージーランドで語学研修。2年次中国広東財経大。3年次カンボジアで「サムライカレー」インターンシップ。グローバル企業に内定。(バートル先生「多摩大の国際交流はホップ、ステップ、ジャンプ。参加学生の100%が自信と意欲。荒井君はすべて経験」)

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 第二部:ゼミ別懇談会。アクティブラーニング個別説明会。

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「名言との対話」6月24日。別所毅彦「やろう、やれる、やるぞ」

 別所 毅彦(べっしょ たけひこ、1922年10月1日 - 1999年6月24日)は、兵庫県淡路市出身のプロ野球選手投手)・コーチ監督解説者評論家

 17年間の生涯記録は、310勝178敗。防御率2.18。最多勝利33勝。シーズン最多完投47。2回の最優秀選手。沢村賞2回。スタルヒンを抜いた310勝は金田正一の400勝次ぐ史上5位である。

1955年にスタルヒンが300勝を達成した。2人がベースボール・マガジンで対談したとき、「別所、これから300勝を達成するとしたら、あとはお前しかいないんだよ」と言われ、当時271勝の別所は達成の約束をする。しかし300勝の壁があった。あと一勝がなかなかできない別所は、東西の哲学書、宗教書を読むようになった。

現役引退後は、巨人、大洋のヘッドコーチを経て、サンケイの監督を引き受けている。別所毅彦の監督のための10のポイントがある。「大勝負に勝つ」「愛の中の厳しさ」「機を見るに敏なれ」「大事なことだけ聞け」「コーチ教育をしっかり」「邪心を持つな」「信じ合い助け合う」「部下の心をつかめ」「名誉や地位にしっぽを振るな」「チームのために真(まこと)を尽くす」。このようなテーマで松下電器松下電工などで1989年現在で240回の講演をしている。私も温和で微笑を絶やさぬ別所の野球解説を楽しんだ。

別所毅彦は「やろう、やれる、やるぞ」の単純な反復で、目標を一つ一つ乗り越えてきた。管理者の立場では、部下を伸ばすために「壁」を設定してやることが仕事だと知る。目標という大きな壁を設定し、苦労で自信をつけさせ、その自負で高い目標に挑戦させるのである。野球の世界で得た哲学は、経済、経営、そして職業、人生でも同じである。一芸を極めるとはこういうことだろう。