知研東京7月セミナー「SNS時代の知的生産の技術--継続は勢力なり」

 知研東京7月セミナー

ブログ「久恒啓一の今日も生涯の一日なり」連続5000日達成記念

「SNS時代の知的生産の技術--継続は勢力なり―」

 

日時:7月20日(金):18時半より。

ゲストスピーカー:久恒啓一NPO法人知的生産の技術研究会理事長)

テーマ:「SNS時代の知的生産の技術--継続は勢力なり」

受講費:セミナー・懇親会、そして新著「偉人の誕生日366名言集」(定価3500円)込みで、4000円ポッキリ。

場所:代々木BVハウス 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目20−23。https://goo.gl/CvwYcu

参加希望者はinfo@tiken.orgまでメールを。

 

1998年の図解ウェブから始まり、メルマガ、ブログ、ツイッターフェイスブック、ライン、インスタグラムと、進化するメディアで実験を重ねてきた講師は、2004年9月28日以来、毎日書き続けてきたブログが2018年6月7日で、13.7年になり、5000日に達した。また、ネットワークのベース基地である図解ウェブは1998年以来20年を迎え、メルマガ「学びの軌跡」は1000号を越えてきた。

 この間、すでに140冊の著書を持つ講師はSNSの活用で得た個人のビッグデータの蓄積と活用によって、今後さらに驚異的な生産性をもたらすことを確信するに至っている。その新思想と完成した知的生産と具体的なノウハウ・技術をあますところなく開陳するセミナーとなるだろう。

 「継続は力なり」どころではない。SNSを用いることによって記録が積み重なり、難しかった「継続」が容易になった。「継続は勢力なり」といえるまでになりつつある幸せな時代が迫っている。

「人間はネットワークの中に浮かんでいる」と考えている講師の人生観とともに、人生100年時代を迎え撃つ新しい武器として、SNS時代の知的生産の技術を一緒に深めましょう!

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「名言との対話(平成命日編)」7月8日。串田孫一若いうちは何かになりたいという夢を持つのもいい。しかし、もっと大切なのは、いかに生きるかである。日々の行いを選び積み重ねることが人生の行方を定める」

串田 孫一(くしだ まごいち、1915年11月12日 - 2005年7月8日)は、日本詩人哲学者随筆家

 中学時代から登山を始める。1938年、処女短編集『白椿』を刊行、戦前は上智大学で教える。戦後、1946年に『永遠の沈黙 パスカル小論』を上梓、詩の文芸誌『歴程』同人となる。旧制東京高等学校で教え、1955年、最初の山の本『若き日の山』を上梓、1958年、尾崎喜八らと山の文芸誌『アルプ』を創刊、1983年に終刊するまで責任編集者を務めた。また文芸誌『同時代』にも同人として参加。東京外国語大学教授を務めたが1965年に退官。同年から1994年までFMラジオ番組「音楽の絵本」でパーソナリティを務めた。

著作は山岳文学、画集、小説、人生論、哲学書、翻訳など多岐にわたり、実に500 冊以上刊行されている。串田孫一の名は、『山のパンセ』など「山」と関係して記憶しているが、それは一面であって、もっと幅広い活動をした人だ。サインを求められたとき本名の音をもじって「九四○五一」と書くことがあったそうだ。

2015年には1958 年から亡くなるまでの 47 年間を過ごした小金井市立はけの森美術館 で「生誕100執念 串田孫一」展が開かれた。「自然を愛し小金井に居を構えた哲学者、詩人、エッセイストの串田孫一」と紹介されている。登山の際に風景をスケッチしたり、自著の挿絵や装丁を数多く手掛けたりと、画人としての一面も持っており、串田と美術の関係を取り上げた企画展だ。地元にも愛された文化人だった。

深田久弥草野心平らも寄稿した山の文芸誌「アルプ」の美術館である「北のアルプ美術館」でも「串田」孫一の仕事部屋 書斎・居間復元」という企画展も開催されている。数年かけて復元作業を行ったのだが、「到底その大きさと広さと深さは表現できない」そうだ。

旧制高校や大学での教鞭。文芸誌の編集。ラジオのパーソナリティ。幅広い分野を横断する著作群。風景画や挿絵、装丁を手がける画人。、、、串田孫一という巨人も、若い頃から毎日「いかに生きるか」を自らに問い、誠実に日々の行いを積み重ね、その延長線上に大いなる人生を築きあげたことを知った。 

新選 山のパンセ (岩波文庫)

新選 山のパンセ (岩波文庫)