自分史の日(8月7日)の講演--「遅咲きの偉人に学ぶ人生百年時代の生き方」

今日の収穫

・習慣は格言が肉となり、血となったものである。(アンリ・フレデリックアミエル)

・この人生には、無数の教訓がちりばめられている。しかし、どの一つをとってみても万人にあてはまるものはない。(山本周五郎

・一つの嘘を本当らしくするためには、いつも七つだけ嘘を必要とする。(マルティン・ルター

・自分の過ちを認めることほど難しいものはない。事態を解決に導くには素直に自分の落ち度を認めるのが何よりである。(ディズレイリ)

・もっともよい教師とは、子どもとともに笑う教師である。もっともよくない教師は、子どもを笑う教師である。(アレクサンダー・S・ニール)

・年齢とともに良くなるとか、悪くなるとかいうこではない。だんだんと自分らしくなっていくということなのだ。(ロバート・アンソニー

・一日に少なくとも一つは自分の力にあまる事を成し遂げようとしない限り、どんな人間でも大した成功は期待できない。(エルバート・ハバード)

・仲間に愛されていること、そして自分の存在がみなに安らぎを与えているという実感。これにまさる幸せはない。(シャーロット・ブロンテ

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以下、講演会の案内から。

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一般社団法人自分史活用推進協議会では、2018年8月7日(火)「自分史の日」に、「自分史で人も街も元気に!」をテーマに、連合会館(東京都千代田区神田駿河台)にて「自分史まつり‘18」スペシャセミナー(入場無料)を開催します。

人生百年時代が言われ、あらゆる世代が地域で自立して生きることが問われるなか、人生を100年という長さでとらえ直してみませんか? 協議会では、8月7日(日)「自分史の日」に久恒啓一多摩大学副学長を講師にお迎えし、「遅咲きの先人に学ぶ人生百年時代の生き方」をお話いただきます。

また、「まちなみで人も街も元気に」と精力的に活動している利根川英二・マーチングアカデミー塾長を迎え、「まちなみ」からの地域おこし、マーチング!「全国まちなみ百景」の活動から見えてきた人も街も元気になる方法をお話しいただきます。

10:20 – 11:10 スペシャセミナー1
遅咲きの先人に学ぶ人生百年時代の生き方

講師 久恒啓一多摩大学副学長

高齢社会はリスクではなくチャンスが増える社会です。高齢者のスターが生まれる「遅咲き」時代です。ライフワークの「人物記念館の旅」で見つけた先人の生き方と珠玉の名言から人生百年時代を生きる勇気と智恵をもらいましょう。

プロフィール
日本航空(株)を早期退職し宮城大学教授に。その後、多摩大にて教鞭をとっている。著書は『図で考える人は仕事ができる』(日経)、『遅咲き偉人伝』(PHP)など百冊を超えている。

2018年8月7日(火)「自分史の日」に自分史まつり‘18「スペシャルセミナー」開催! | 協議会のイベント | 一般社団法人自分史活用推進協議会

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「名言との対話」7月29日。松原泰道「人の心に光を灯す説法をしたい。そのために生きている間は学び続けたい」

松原 泰道(まつばら たいどう、1907年11月23日 - 2009年7月29日)は、日本臨済宗僧侶

 東京府生まれ。早稲田大学文学部卒。岐阜県瑞龍寺で修行したのち、臨済宗妙心寺派教学部長を務める。

還暦を過ぎた1972年に出版した『般若心経入門』(祥伝社刊)は記録的ベストセラーとなり、仏教書ブームのきっかけを作った。1976年に発足した宗派を超えた仏教者の集い「南無の会」会長をつとめた。南無の会仏教の基本的な教えを学んでもらう活動を行った。この会は1984年には正力松太郎賞を受賞している。1989年には仏教の普及・伝道に功績あった者に授与する賞である仏教伝道文化賞を受賞。1999年には、禅を基本とした宗門向上の諸活動に功績があった個人・団体に贈られる禅文化賞を受賞。影響力の大きな僧侶である。

100歳で『人生を癒す百歳の禅語』を出版していることに驚いた。この本の中で、心頭滅却、柳緑花紅、眼横鼻直、一期一会などの禅語を解説している。2009年、肺炎で101歳で死去。様々な賞の受賞でわかるように禅僧としての精力的な活動以外にも、100歳での出版という快挙、100冊を超える著書の出版という影響の大きさ、そして101歳という長寿での臨終、この人は敬服すべき百寿者である。

「生涯修行、臨終停年」「人生、還暦からが本当の自分の人生だ」「人生不可解なり。といって華厳の滝を飛び降りた人が居ましたが、人生不可解だから学び続けるのであり、学べば学ぶほど分からないことが出て来るから永遠に学び続けるのです」

自分自身で己の心・精神の働きを観察し続ける内観という方法を用いて、完全な人格者となることを目的とするのが禅の修行である。松原泰道は、内省し、学び、自分を磨き続け、そこで得た真理で説法し、人々の心に光を灯し続け、多くの人を救った。この人は禅の道を生きぬいた名僧である。