中央大学草加白門会創立40周年記念式典で記念講演。

中央大学草加白門会創立40周年記念式典で記念講演を行った。埼玉県草加市

テーマは「センテナリアンに学ぶ、人生100年時代のヒント」。12時から13時までの1時間。駅前のアコスホールにて。中央大学の酒井総長、草加市の田中市長らも参加する120名ほどの中央大学関係者、川口、三郷、越谷、などの白門会代表。そして、慶応、早稲田、立教、明治のOB会の代表の名前がある。地域における大学同窓会のひとつの姿を見た思いがする。白門は中央大学のこと。

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宮城県の佐沼出身の酒井総長の隣で話をしながら、記念写真におさまる。

 懇親会にも参加。窓口になった幼馴染みの久恒三平弁護士と歓談。

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 九段サテライトにて。

学長と面談

インターゼミ。

 学長講話:

・日本人の海外へのアウトバウンドは2000年に1700万人。その後も増えていない。複数回の人もいるから実際は500-600万人か。若い女性と高齢者が中心。壮年層は出張。偏っている。ハワイ、グアム・サイパンアメリカの東海岸・西海岸。マルドメ派の逆襲。内向する日本。

・中国は「中華民族」と「社会主義」で束ねようとしている。ロシアは「ロシア正教」という宗教で束ねようとしている。ロシアの30万人の軍事演習に中国とモンゴルが参加、モンゴルは日本への失望からロシアに接近、中ソの狭間再び。 

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「名言との対話」9月29日。鬼塚喜八郎「あなたの人生の目標は何ですか、と尋ねられたとき、明解に答えられないようなことではいけません」

鬼塚喜八郎(おにつか きはちろう 1918年大正7年)5月29日 - 2007年平成19年)9月29日)は、日本実業家。

無一文から創業し、「アシックス」を世界のスポーツ用品メーカーに育て上げた。戦後、青少年の健全な育成に一番必要なものは、スポーツであり、スポーツシューズをつくる靴屋に萎えることを決心する。31歳で鬼塚商会をスタート。もっとも難しいバスケットシューズにタコの吸盤にような底つけて始める。次にマメのできないマラソンシューズに挑む。一つに絞って徹底的にニーズを分析し、解決策を探し出す「キリモミ作戦」と「頂上作戦」を信条に進んで行く。

4年ごとのオリンピックに照準を合わせて、商品開発を続けていく。メルボルン、東京、ローマ、ロサンゼルス、メキシコ、ミュンヘンモントリオール、、、。1964年の東京オリンピックでは、オニツカの靴を履いた選手が体操レスリングバレーボール、マラソンなどの競技で金メダル20個、銀メダル16個、銅メダル10個の合計46個を獲得。 多くの金メダリストとライバルメーカとのエピソード『念じ、祈り、貫く』という書に紹介されている。それは国際化の道でもあった。寺沢徹、アベベ円谷幸吉ラッセ・ビレン、高橋尚子野口みずき、、、。

 1977年、三社合併で従業員2000名の「アシックス」が誕生し、総合スポーツ用品メーカーとして発展していく。それはナショナルブランドからインターナショナルブランドへの道であった。

一代の起業家・鬼塚喜八郎によれば、高い志を実現するには相応の能力が必要で、それは、知性・学習・経験・創意工夫・特技・指導力・人徳の足し算である。そして、成功の方程式=目標X考え方X能力X情熱X忍耐力X健康、と定義している。

1918年という100年前に生まれた鬼塚喜八郎の語りには「志」という言葉が数多く登場する。その志を具体的に表現したものが目標だ。青少年の健全な育成という「志」、それを具現化するスポーツシューズをつくる「靴屋」の起業。健全な肉体と精神を大事にするオリンピック選手の活躍には、鬼塚喜八郎という人物の支えがあったのだ。 

念じ、祈り、貫く―求める心が成功を導く (なにわ塾叢書)

念じ、祈り、貫く―求める心が成功を導く (なにわ塾叢書)