久米信行「マンガでわかる 考えすぎて動けない人のための「すぐやる! 」技術」ーー挑戦と失敗の貯金を。

  先週金曜日に客員の久米信行さんからいただいた新著を読了。

マンガでわかる 考えすぎて動けない人のための「すぐやる! 」技術

マンガでわかる 考えすぎて動けない人のための「すぐやる! 」技術

 

マンガで描いた具体的な事例と 、文章による教訓で、ビジネスに立ち向かう知恵を授けるという内容。2008年の『すぐやる!技術』のマンガ版。若いビジネスマン対象。ストーリーを描いたマンガと解説する文章のバランスがいいので気楽に読めるはずだ。久米さんの新たな挑戦だ。

・小さな決断=実行=検証のサイクルを、20代、30代のうちに、どれだけ繰り返せるかが勝負です。

・社会人生活の前半、失敗が許される20代、30代のうちに、どれだけ「挑戦と失敗の貯金」ができるかが勝負です。

 

以下、触発されて「失敗」に関する言葉を書きだしてみた。「失敗論」を書きたくなった。

三浦綾子「失敗を恐れて何もしない人間こそ、全生涯が失敗となる」

盛田昭夫「 失敗は防ぎようがない。大切なのはその原因を突き詰めること」

阿部多摩市長「学生時代の失敗は許される」

三浦朱門「失敗談を語れ」

失敗から学ぶ方が失敗せずに成功するよりも教訓になる

グラッドストーン「幾多の大きな失敗をくぐりぬけてはじめて人間は偉大になるのだ」

山本周五郎「僕の人生は失敗しなかったことが失敗だった」

畑中洋太郎「失敗学」

糸川英夫「人生でもっとも大切なのは失敗の歴史である」

金田一春彦「失敗は恐るるに足らない。大切なのはそのあとの処置である」

スティーブ・ジョブス「ベストを尽くして失敗したら、ベストを尽くしたってことさ」

大隈重信「諸君は必らず失敗をする、随分失敗をする、また成功があるかも知れませぬけれども成功より失敗が多い。失敗に落胆しなさるな、失敗に打勝たなければならぬ、度々失敗するとそれで此大切なる経験を得る、其経験に依って以て成功を期さなければならぬのである。」

アンディ・エルソン「失敗したとは思わない。うまくいかないやり方をもう一つ見つけたのだと思う」

デール・カーネギー「何事かを試みて失敗する者と、何事も試みないで成功するものとの間には、測りしれない相違がある。」

エルバート・ハバード「人生における最大の失敗は、失敗を恐れ続けることである」

マーク・トウェイン「やったことは、たとえ失敗しても、20年後には笑い話にできる。しかし、やらなかったことは、20年後には後悔するだけだ」

岡本太郎「迷ったら、失敗する可能性が高い方、自分がダメになる方を選べ。そうするとエネルギーが湧いてくる」

テッド・ターナー「究極の失敗の原因は、安住してしまうことだ」

ニールス・ボーア「専門家とは、非常に狭い分野で、ありとあらゆる失敗を重ねてきた人間のことである」

本田宗一郎「やってもせんに! とべ! 失敗したからといって、くよくよしている暇はない。 こんなところで遊んでないで、さっさと帰って油まみれになって働け! 」

田中久重「知識は失敗より学ぶ。事を成就するには、志があり、忍耐があり、勇気があり、失敗があり、その後に、成就があるのである」

ゴールド・スミス「吾人の最大の光栄は、失敗しないことではなく、倒れる度に起きる所にある」

 佐々木則夫「成功の反対は失敗ではなく、「やらない」ことだ」

失敗しない者は、常に何事もなし得ない。(フェルプス

マーク・ザッカーバーグ「ぼくには成功を保証することはできない。ただ、今これをやらなければいずれわれわれは失敗すると思うだけだ」

 

「失敗する人は成功する!

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書斎の片づけ。ニトリ渋谷。

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1月12日没:梅原猛「独創は勇気なんです」

1月13日没:市原悦子「役のエキスが内に入る「心に突き刺さるような音楽を」

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「名言との対話」1月14日。夏木陽介「パリ・ダカは人生によく似ている。爆発力の問題ではない。持続の問題だ」

夏木 陽介(なつき ようすけ、1936年昭和11年2月27日 - 2018年(平成30年)1月14日)は、日本の俳優、ラリードライバー。

爽やかさと野性味を兼ね備えた二枚目映画俳優として、現代アクション、戦争映画、時代劇、怪獣映画、青春映画、サラリーマン物、文芸映画、コメディと多彩な領域で活躍した。

 1965年に放送開始された日本テレビ日曜20時枠青春ドラマシリーズの第1作となった『青春とはなんだ』の主演教師・野々村健介役があたる。後に様々なバリエーションで作られる学園ドラマの魁となったこの作品は高視聴率を誇り、一気にお茶の間での知名度を上げる。翌年の主演映画『これが青春だ!』も大ヒットした。当時高校生だった私はこのテレビ番組のファンであり、主役の夏木陽介のさっそうとした教師にあこがれたものだ。

しかし夏木陽介は、たまたま縁のあった俳優家業に没頭することはしなかった。50歳を過ぎてサハラ砂漠を疾走するパリ・ダカール・ラリーに魅入られる。1985年1986年にドライバーとしてダカール・ラリーに出場している。その後1987年から1993年までは「チーム三菱シチズン夏木」の監督として篠塚建次郎増岡浩らを出場させた。総合2位にもなっている。

『男がひとりでいる理由』を読むと、生涯独身をとおした理由がわかる。

・自分だけの、生の情報をつかむためには、自分自身でやってみるしかない。

・楽しくなければ仕事も遊びもしたくない。

・一番の楽しみは自分と違う生き方、考え方を持った人達との出会いである。

ノーサイドの笛が鳴るまで一生懸命遊び、一生懸命働き、一生懸命生き続けたい。

パリダカは22日間という長丁場で、自分と闘いながら平常心でいられるかが勝ち負けのカギになる。それまでにどれだけ修羅場を踏んできたかが問われるのだ。技術と体力だけでは勝てない。精神力がキモになる。自分の限界に挑戦した経験の豊富さ、それを乗り越えてきた自信、それが男のプライドになり、完走と勝利を得ることになる。「男の価値は踏んできた修羅場の数に比例する」という夏木陽介は、修羅場を乗り切るためには一時の爆発力ではなく、悪環境に耐えて平常心で前に進む持続力がカギであり、このことは人生と同じだと語っているのだ。

 
 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 
 

 

 

男がひとりでいる理由

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