河合敦『旅する歴史家』

河合敦『旅する歴史家』(産業編集センター)を読了。

この本を書いた2019年現在で、著者は54歳。27年間の高校教師を経て、多摩大学客員教授。著作数は200冊を超える。テレビ出演も多い。

著者はこの本を書く中で、これかの人生を考える良い機会を持った。以下が、その内容。

仕事を選ぶことに決めた。やりたいことだけをやろう。

・一日10キロ走る。

・本や講演会、メディアを通じて、どんどんと歴史の面白さや醍醐味を広めていきたい

・大学の専任教授として政財界に影響力を持ち、多くの有能な人材を育成していく、それが私のこれからの展望、夢である。

諦めない限り、夢は必ず実現することを偉人たちから学んで知っているから、私の夢は実現するだろうと「大言壮語」して、歴史に名を残したいと結んでいる。痛快!

旅する歴史家 (わたしの旅ブックス)

旅する歴史家 (わたしの旅ブックス)

 

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大学

・研究室:原稿。明日の準備。

・ラウンジ:山本さん。飯田先生。志賀先生。

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3月15日。アリストテレス・オナシス「女性が存在しなければ世界のすべてのお金は意味を持たないでしょう」

アリストテレスソクラテス・オナシスΑριστοτέλης Ωνάσης、Aristotle Socrates Onassis、1906年1月15日 - 1975年3月15日)はギリシャ実業家ミリオネア

 ウルグアイで葉巻タバコの商売。アルゼンチンで貿易業。食肉輸出で成功。そしてギリシャで海運業を始め、海運王の娘と結婚し規模を拡大していく。オリンピック航空を設立し、海だけでなく空にも進出した。

 以下、「20世紀最大の海運王」オナシス語録から。

・私には友人も敵もいない - いるのは競争相手だけだ。

・成功の鍵はまだ誰にも見つかっていない物を探すことだ。

・唯一のルールはルールなんて無いってこと。

・成功するためには大きく行動し大きく考え大きな話をする必要があります。

・世界は自由だ。私は好きなことをやる。

・グラス一杯払うのがやっとでも酒は高級クラブで飲め。

・屋根裏部屋でもいいから、聞こえのいい住所に住め。

・金持ちで有名な人が集まる場所に頻繁に足を運べ

・本物になれるまで本物のふりをするのだ!

・ある地点を超えると、お金は無意味となる。お金は目標とはならなくなる。何を達成できたかというゲームになる。

・ビジネスで成功するのに必要なことは、他人があなたと同様の見方をするように仕向けることだ。

『オナシスの生涯ーー欲しいものはすべて手に入れた男』(新潮文庫)は、オナシスについて、以下のように説明している。

ギリシャ領スミルナの煙草商人の息子アリストテレス・オナシス。彼は大型タンカーの船主となり、一大海運王国を築き上げ、天才的な戦略で巨大な富を手に入れた。スキャンダルと伝説に彩られ多数くの女性と浮き名をながし、歌手のマリア・カラス、そしてケネディ大統領未亡人ジャクリーンと結婚した男オナシス。自分の欲しいものをすべて手に入れた男」。オナシスは女性遍歴が有名だ。まず海運王の娘と結婚する。オペラ歌手のマリア・カラスと9年関係持ち、妻と離婚。ケネディ大統領の未亡人・ジャクリーヌ・ケネディと再婚。

事業をゲームだ、その成功の報酬は女性に費やす。これがオナシスの人生哲学だろう。