平成30年度多摩大学「卒業のつどい」。私もイチローと一緒に卒業です。

平成30年度多摩大学卒業式。245名が卒業。

学長:多摩大は平成と並走。学部・大学院OBは9201人。一期生は50代に差し掛かっている。平成の期間に何が変わったのか。冷戦後の30年。一つはインターネット。軍事技術のアーパネット(1962年)の民生転換。開放系・分散系。それがビッグデータ、AIへ。ネットワーク情報革命の30年。二つ目はアジアダイナミズム。平成の始まりは日本はアジアで断トツ、中・印・アジアのトータルの3倍。現在は日本を除くアジアは日本の4倍、中国は3倍。これからは? 工業生産力モデルの行き詰まり。終身雇用・年功序列の崩壊。ジェロントロジー人生100年時代。人生に対する考え方が重要。学び続ける。自分の頭で考える習慣。課題解決力。人的ネットワークが半分以上。使命感。

理事長:現代の志塾。志の実現へ。少子化は若者に期待がかかる。チャンスが増える。「夢なきものに計画なし、計画なきものに実行なし、実行なきものに成功なし、ゆえに夢なきものに成功なし」(吉田松陰)。、

杉田学部長:精神的成長。環境との適合と自分の軸。

総代の二人の挨拶がよかった。多摩大の提供するプログラムに乗っかれば大丈夫ということを改めて確信した。

・首席。小3から不登校通信制高校。多摩大入学後1-2年は成績は良かったが人間的成長はなかった。それから大学が用意したアクティブラーニングを中心に参加。地域、特産品、、、という体験、経験を消化できた。今後は「志」を軸に選択しながら人生を歩んでいく。

・学生会部長、多摩蔡実行委員長。人とのつながりが原動力となった。友人、両親、先生に感謝。(感極まって涙も)。

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本年度の公式行事は本日で終了。私も卒業です。以下、壇上で式を見ながらの感想。

「以下、同文」的人生を送るな。「10年一昔」、教授陣も白髪と後退が増えたなあ。

以下、水盛先生が撮った写真。

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イチローも45歳で引退。メジャー通算3089安打。日米通算4367安打。

イチローの影響力は、日本だけでなく、世界に及んでいる。イチローの「言葉」については、明日記すことにしたい。

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「名言との対話」3月21日。鄭 周永チョン・ジュヨン)「早く頂上を征服したかではなく、無事に降りたか」

 鄭 周永チョン・ジュヨン1915年11月25日2001年3月21日)は、韓国の経済人、現代財閥創業者。

韓国の現代(ヒュンダイ)グループの創業者。貧しい農民の子として生まれ,自動車修理工場を始め、その工場の利益を投じて次々に事業を広げ、1947年に現代建設を設立。1960年代にはパク・チョンヒ(朴正煕)大統領から大量の公共事業を受注して莫大な利益を上げる。自動車(→ヒュンダイ・モーター),エレクトロニクスなどの分野にも進出する。1981年、オリンピック誘致民間委員長となり、猛烈なロビー活動で優勢だった名古屋をひっくいかえし、ソウルオリンピックを成功に導いている。1992年に大統領選挙に出馬し金泳三民主自由党に敗れる。

現代グループは 1990年代に絶頂期を迎えたが、1997年の韓国金融危機で経営難に陥り、事業の規模縮小・再編を迫られたまたキム・デジュン(金大中)大統領に協力し北朝鮮との対話路線の推進役を買って出た。1998年に北朝鮮に牛500頭とトウモロコシを送る板門店を越える映像は世界を驚かせた。この映像は私もよく覚えている。クムガン(金剛)山にはトップ会談で観光ツアーを送り出した。1999年には、平壌北朝鮮金正日キム・ジョンイル)総書記と北朝鮮事業について協議している。

「なせば成る」という信条で一代の事業家となった。あらゆる手段を用いて成功を収める姿勢、そして政治にも深く関わったこともあり、毀誉褒貶も多い人であるが、現代車グループ、現代重工業グループ、ハルラグループ、現代グループなどがあり、親族で経営している現代財閥は韓国10大財閥のひとつとなっている。

この成功した事業家の言葉を拾ってみよう。

「事業は滅んでも構わないが、信用を無くしたらお仕舞いだ」「固定概念が馬鹿を造る」試練はあっても失敗はない」「自分の名前でやれば、責任転嫁出来なくなる」「不可能だと?やって見た?」

信用、固定概念からの脱却、試練、責任、実行など、うなずく言葉が多いが、「早く頂上を征服したかではなく、無事に降りたか」が成功の要件と考えており、着陸や下山の時に注意を払うべきだとしたのだが、財閥の解体・分離と、後継を巡っての争いが世間をにぎわせた。その後、長男は交通事故死、次男は逮捕、四男は自殺、五男も自殺だった。下山はうまくいったのだろうか。