18時半から20時まで、品川の大学院で修士論文基礎講座に出講。テーマは「図解・修士論文の書き方」。
以下、受講者の感想から。
・非常にショックを受けました。文章はごまかしがきく、箇条書きは頭を使わなくなる、これまで私が接してきたノウハウ本にはまったく書かれていない内容で、正直驚きました。しかしその理由、説明を聴くうちに、非常に腑に落ちました。演習で身をもって理解しました。
・興味深く聞いた。春の講座を受けなかったことを残念に思う。おすすめの上野千鶴子の本「情報生産者になる」は読みたい。もちろん久恒先生の本も。内容X表現の話は面白かった。
・春の講義を受けて、図解することが楽しいと思えるようになれたことに感謝。論文にフル活用します。
・文章を書く時、全体のつながりがわからなくなり多大な時間を費やすことがあり、その解決法だ。修論にぜひ活用したい。
・「文章読本の流れ」図が興味深かった。同じデータで図を描いても個性があらわれるのは面白い。
・文章の組み立てに図を使うのは意外だったが、体系立てて考えを整理きるが良い。
・面白い発想。わかりやすい。ぜひこの考えで始めたい。
・大変興味深く拝聴した。
・図をもとにした文章の書き方は初めて聞いた。ぜひ本を買って勉強したい。
・非常に有用。チャレンジする。
・先生のホームページに非常に関心を持った。
・図解でものごとを考えることがこんなに面白いとは思わなかった。感動しました。
・先生の講座を参考にして洗練された論文を目指す。
・思い付きで筆を走らせることがなく、わかりやすくまとめることができた。
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「名言との対話」9月12日。奈良林祥「いかに女性を酔わせ満足に導くかという 男の愛と努力の数十分である」
奈良林 祥(ならばやし やすし、1919年4月22日-2002年9月12日)は、日本の医学者・医学博士。性の研究者。
東京医専(現東京医大)卒。東京都衛生局に入り、家族計画の普及につとめる。1961年日本初の結婚カウンセリング-クリニックを開設、のち主婦会館クリニック所長。セックス評論家として活躍し、性教育の必要性を説いた。老衰で83歳で没。
1971年に「How To Sex」シリーズを出版。当時としては珍しいカラー写真を使い性交テクニックを解説し、計250万部以上売れた。1973年に優生保護法が成立した。人工中絶が急増したことに心を痛めた奈良林はそれまで家族計画の相談を受けていたが、女性の性生活の相談を受ける日本初めてのカウンセリングルームを開設した。
以下、「How to sex」後の奈良林の著書を挙げる。
「MY SEX」「愛と性のセミナー 青春をゆたかに生きるために」「「45歳からのSEX―自信がつくミドルエイジの性生活の知恵」「もうちょっとで最高For sex climax」「誤解だらけの家族の性―性の生き方・教え方」「「PLAY SEX FOR YOU」「「Let's Sex」「新How to sex」「「おぬし、男になれるゾ」「ベストsex 生命の根源としての性を謳う」「現代性教育考」「The Best Sex―悦楽にいたる9章 」「実戦HOW TO SEX―よみがえる快楽のために」「「性を病むニッポン―母親の執着が息子をマザフィグ族にする」「決定版How to sex よろこびの瞬間-その謎を解く」「お父さんご存じですか―SEX版コロンブスの卵」
「権力者のセクソロジー―ビジネスリーダーのための性医学」「SEXの謎解き 20歳前後の本―これだけは知っておこう!」「SEX Oh!―危ない性の話」「愛と性を説いて五十年―主婦会館クリニック所長の半生記」「セックスレス・カップル―時代が生み出した病」「女、50歳からのHOW TO SEX―夫婦生活が甦る新しい性のかたち」。以上、毎年のようにセックス本を出版している。
仙台時代、研究室の本を大整理して、友人の女性にあげたことがある。後で、「How to sex」がありましたよ、と言われたことを思い出した。私もこの人のベストセラーを読んでいたのだ。冒頭に紹介した奈良林祥の名言の前には、「セックスとは」という言葉がある。